今年の5月に
ある友達が突然連絡不能になった

その友達とはすでに4、5回そういうことがあり
その都度、刑務所の中
薬で捕まる
という繰り返しだった

なので、今回も
もう塀の中に戻ったんだな、また捕まって
と直感的にわかった

その後、塀の中からの便りはない
自分が引っ越したから
今の住所は覚えていないのかもしれない
若しくは
呆れられて、もう連絡できない
そう思っているのかもしれない

今回は娑婆が長かった
3年
犬も飼って、呆けはじめた母親の食事も作り、介護の仕事をして
そんな生活を3年送って
所持なのか、売買までしていたのかわからないけれど
捕まってしまったのだろう

ある時期までは
自分も呆れて、もう友達関係は解消しようと思ったこともあった

けれど今は
それはあくまで本人の問題だし
また娑婆に出てきて連絡があれば
会うのは何も問題はない

ただ
前回のお勤めの際は、塀の中にいる間に
御尊父を亡くし、犬も亡くなった

そして今回は
呆け始めているお母様
そして、飼い始めた犬

そういうことを考えると
やはり許し難いようにも思う

大切なものを失うということ
放置してしまったということ

いちど、塀の中にいるときに
ご自宅に連絡をした
電話に出たお母様は
息子は優しい子で、また、こんなことになってしまったけれど
そう話していた

そのとおりで
とても性格の良い人だし
話も面白いし、世話好きで
もちろんウザい面もあったけど

次は何年後に出てくるのだろうか
その時までお母様が存命で
ワンコも親戚に預けられて
元気にしてるいることを祈りたい