マレーネは

言わずと知れた、リリーマルレーンのシンガーで

そしてハリウッドスターで

ナチスドイツを嫌い、アメリカに亡命し反ナチ運動をし

女優はパンツルックなどしない時代に、プライベートでも男装に近いパンツルックをし

そんな型破りな女優だった

1940年前で、パンツルックは、伝説のグレタガルボもしていた

2人ともレズビアンだった

当時の女優は今よりもおそらくレズビアンが多かったのではないかと思う

キャサリンヘプバーンもよくパンツルックだったし、男装という当時ではかなりカルトな映画で男になりきる映画に出てるけれど、彼女はストレートだった気はする

アビエーターの実在モデルです、キャサリンは

で、マレーネ

この女優も1902,3年の生まれなのに

もともとハリウッドデビューが遅かったからなのか、主演としての黄金期も40半ばくらいまで続いた

当時としては、これは珍しくて、女優で40は、もう主役にはなれない老年女優、そんな時代だった

キャサリンヘプバーンは、また別格で、この人はもともとハリウッドビューティではなく、演技が売りだったのと、あまりにも独特な存在だったが故に50を過ぎても主演を張り続けて、時代の変化もあって、そのまま80まで主演作ばかりだった稀有な女優だった

で、またマレーネ笑
とにかく老けなかった
名作裁判劇、情婦、の時には50半ば

同じく、ニュールンベルグ裁判、の時には還暦近い

異様に若い

レズビアンだったからなのか、尋常じゃなく若く見える、スタイルも全く衰えていない

いくらでも整形できる今の時代ならともかく、どんな美容法があったんだろう

1つにはメイクアップ術、若い頃とは確実にメイクアップが変わっている
メイクアップで、見た目を確実に若返らせる、それは確実に駆使しているのがわかるけれど

ただ、晩年は、亡くなるまでの20年近く、全くマスメディアには出てこなかった

ニュールンベルグ裁判で競演したマクシミリアンシェルが撮ったマレーネ、というドキュメンタリー映画は、かなり異色で、本人が一切登場しない声だけのインタビュー形式の映画だった
ものすごく悪態をついて、絶対に映すな、と吐き捨てるマレーネの強烈さが忘れられない、かなり見応えのあるドキュメンタリー、でもDVD化されてないけど

マレーネは、老けなかった
保てるまではひたすら保って、ダメになったら一切でない
潔い

レズビアンの美学

それは30代で早くも引退して、以後全くマスメディアに出なかったグレタガルボも同じ


情婦、ニュールンベルグ、全盛期のパンツルックのマレーネ