Rest In Peace=RIP

日本でもポプュラーな言い方になったのはSNS社会になってからかな

樹木希林

最近は75歳で亡くなっても、まだ早すぎた、そんな感じがする世の中になった気がする

名女優、大女優、そんな言葉が空々しく聞こえるレベルの女優なのかタレントなのかわからないような人が呼ばれる昨今で

彼女は、やはり演技力を持った、塾考して、脚本を呑み込んで、それを自らの力で演ずる、稀有な女優だったと思う

個人的には、寺内貫太郎一家他で起用してくれた演出家の久世さんと長い時を経て、仲直りをしてから、向田邦子ドラマなど、晩年の久世ドラマ一連での演技が光っていたと思う

トーク番組での彼女はあまり好きではなかった
自我の強い人だから、演じることだけに徹してくれた方が良かった

ワイドショーでは、内田裕也との離婚しない会見とかから流してるけれど、いかにもワイドショー的でなんだか、起きてから流し見しながら、やめればいいのになぁとか思ってた

ぼんやりと、大好きな林檎殺人事件での郷ひろみとのデュエットを思い浮かべながら、あの時も素ではなく、演じながら歌っていたな、それが子供心に妙でもあり、今思うと逆に良かったようにも感じられたり

ただ、この曲は、あの時代の名曲として、今でも聴きたくなる

稀有な人、その言葉が樹木希林には一番しっくりくる言葉のように思う