まだ子供の頃に見て衝撃を受けたテレビ映画

ファニア歌いなさい、原題 song for playing

昨日の夜中にNetflixで、なぜかラインアップされてて、奇跡の発見のようで

そういえば15年くらいにボストンに3ヶ月、友達の家にホームステイしてた頃にケーブルテレビで途中から見れた、この時もすごいluckyな巡り合わせだった

アメリカのテレビ版アカデミー賞のエミー賞、主演、助演女優賞を獲得したナチス収容所のユダヤ人たちの女性オーケストラの実話

音楽ができる、ということでガス室送りを逃れてナチスのために演奏する楽団に救われた、フランスの名音楽家、主演のヴァネッサレットグレーブが演じるファニアが解放の日まで生き延びた壮絶のストーリー

正気を失いゆく心と身体、窓の外から聞こえる銃殺の音、ガス室に送られる収容者のマーチに楽団として音楽で送る地獄のよう日々、生と死の紙一重さえもない隣り合わせ

涙が出る、そんなことを超えてしまうほど、この映画は見入ってしまう

子供の頃に見た吹替版は、たぶん奈良岡朋子とかだったんじゃないかな

ヴァネッサはこの2年くらい前にも、同じくナチスのレジスタンスとして闘ったジエーンフォンダは主演のジュリア、Julia でアカデミー賞助演女優賞を獲得している

賞が何かとか関係なく、ヴァネッサレットグレーブは英国が、世界が誇る名女優だと思う

80才を超えた現役の英国の名女優、ジユデイデンチ、マギースミスが、語られることが多いけれど

間違いなくヴァネッサこそが群を抜いて素晴らしい女優だと感じる

今もその知的でスリムで背の高い優雅な姿とディグニティを保ち続けている

リスペクト