わけのわからないタイトルだけど
会社に入って、最初の上司だった部長は、元レコードも出していたバンドのメンバーだった
若くして才能あるディレクターになり、次々にヒットを生んだ方である
その反面、回りから敬遠される、陰口を言われることも多かったけれど
我が道を行く、独特な方だった
その方は打ち合わせとかの時、自分の話が乗ってくると、必ず手振りが入る人だった
こう、両手を肩幅より少し広いくらいに前に向けながら、手を開いて上下に少し動かす、すごく力が入っている
当時、なんかなー、この話し方、、、くらいにネガティヴな捉え方をしていた自分だったけど
そのことは強烈に印象に残ってて、そういう人は初めて見たし、いなかったから
いつからか、そのことも記憶から消えかけてた頃、何かの打ち合わせで、普段極めて物静かな自分は、打ち合わせで話している時に、同じ手振りをしていることに気がついた∑(゚Д゚)
もちろん無意識である、ただ、自分の意見を伝えるのにやはり力が入っていたのか、いつの間にか、ホントになんの意識もなく、同じような手振りをしてる自分にハッとしたことがあった
そんな場面はそれからもしばしば出ることが一時あり、自分の意外な一面を意識するようになった
そんなアクションもしばらく影を潜めていたのだけれど
去年だったか、久しぶりに打ち合わせで、そんな自分がまた顔を出した
誰となんの打ち合わせだったとかは全く記憶ないけど
あっ、手振りだ
そのことだけは記憶してる
脈絡のない話だけれど、意外な動きや仕草、そんなものから、自分の中にいる、普段顔を出さない、全く違う自分を意識する、ということですね
ちなみにその上司は若くして亡くなりました、もちろん還暦近いくらいの年齢にはなっていたけれど
華やかな、個性豊かな、才能豊かな、方でした