自分が買ったDVDはだいたい母にも貸して、母も観てる
株主優待で、よく友達とも母は映画に行ってる
なので、映画談義は母とする事が多い
昨日ヒチコックの見知らぬ乗客の流れから、ファーリーグレンジャーの話になり
ヴィスコンティの夏の嵐の話しになった
中年に差し掛かったアリダヴァリの伯爵夫人が若い将校に恋をして、利用され、捨てられる
若い男を演じたのがファーリーグレンジャーだった
モノクロの映画だけれど、ヴィスコンティらしい、名作だった、原題はsenso,官能とか、そんな意味だろうか、ただ、夏の嵐ちゃんというタイトルは11だと思う
アリダヴァリは第三の男のヒロインでもあった、クールビューティー
エキゾチックな顔立ちで、40年代後半から50年代に活躍したヨーロッパの女優だ
如くも長き不在もアリダヴァリの名作として忘れられない
戦争で記憶喪失となった夫が、ふと街に現れる、もちろん妻のことは覚えていない
そして2人は踊る、レコードに合わせて身体を寄せて
その時、妻は夫の頭の後ろに残る大きなキズを知る、銃で記憶を失ったのだと
アリダヴァリは素敵な女優だった
母はヒルデガードネフが忘れられないと言っていた
ドイツの女優、やはり綺麗な女優だった
また母は言った、最初の映画館は青学の生徒とのデートだったと
観たのは、ジーナロロブリジダのノートルダムのせむし男だったと
そんなんで、昨日は母親と映画談義してた
そして、いっしょに鰻を食べに行った