人々が思い思いのレクリエーションに集う、
大きな大きな公園の一角で、夏至のワークをしてきました。
 
木漏れ日が大地に揺れている小山の頂上で輪になって、
静かに素朴な楽器を鳴らし出すと、
どこからともなく近所の子ども達がわらわらと集まってきました。
 
これまで何度かこの場所で行なっているけれど、
こんなに子ども達がやって来たのは初めてのことでした。
 
参加してくださったファミリーのお子達が、
ぐるぐる楽しそうに走っていたからなのか、
インド人のパパさんが終始ニコニコ笑っていたからなのか、
手作りのお面をかぶっているのが楽しそうだったからなのか、
子ども達は好奇心いっぱいのキラキラした目で、
入ろうかどうしようか、しばらくモジモジしていました。
 
「一緒に踊ろうよ」と誘うと、
男の子達は「おまえがいけよ」「おまえだよ」と、
いっそう盛り上がっています。
 
それより少し年齢が上の女の子達は、
驚くほど、自然に輪に加わってきました。
さらに、笛やマラカスを手渡されて迷わず鳴らしだしています。
 
ひとしきり踊った後、
「何のお祭りですか?」と問われて、
「今日は夏至で満月だから、感謝のお祭りだよ」と答えると、
明るい顔をして
「昼が一番長い日ですよね!ありがとうございましたぁ」と
元気に走り去ってゆくのでした。
 
人間は皆「太陽の子」。
年齢も、国籍も、属性も超えて、
ただ一つの輪になる喜びを知っています。
 
「次世代継承」を謳う私達は、
子ども達が参加してくださることに素直に感動します。
翌日も両親についてきた子ども達が参加してくださり、
彼等の音色に心底癒されました。
 
「何だか時代が変わったな」。
「とても良かったな」。
満足感と至福感に満たされた2013年の夏至、満月となりました。
 
 
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