弓道が少しだけ分かってきたような気がする | あの本 この本 読みたい誰かに 橋渡し 【弓引く古本屋 皆中堂書店のブログ】

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思い出のあの本、大切にしていたこの本  
新しい命を吹き込んで、読みたい誰かに橋渡し致します。
弓引く古本屋 皆中堂書店をよろしく。

mato

手術から早2か月、体調も良く至って健康に過ごしております。
そして、最近は仕事をセーブしていることも有って、
いつになく真剣に弓道に取り組んでいる今日この頃です。

ちなみに私が弓道を始めたのは高校時代のことなんですが、
当時は体系だった指導というものに縁が無く、半ば我流に近い弓を引いておりました。
また、それでも相当な中りも有りましたので
そんな状態に何の疑問も抱いておりませんでした。
そのような有様ですから、教本やテキストを読んで研究をするようなことも有りませんし、
考えながら引くという意識も無く、
ロボットのように闇雲に矢数をかける日々をおくっておりました。

それから月日は流れて40年、私も大人になりました。
現在では少ない練習時間の中でいかに効率よく技量を伸ばしていくか。
そんな事を意識しながら練習するようになりました。
今頃かい!!
とお叱りの声も聞こえてきそうですが、
今頃になってなので、どうかご寛容に。
で、
何が言いたいかと申しますと・・・
何も考えない練習と、
理論に基づいた練習ではその効果に大きな差が生まれるということです。
これは何も身体を動かす練習だけではなく、
いわゆる看取り稽古においてもです。
ミスが何故起こるのか、どうすれば修正できるのか、
そのあたりを頭が理解していること、これは大事です。
もちろん、理解することと出来ることとは違います。
でも理解してないのにできてしまうのは単なる偶然です。
素質やセンスによっても技量に大きな差が生じることもありますが、
これだってたまたまその人がそういった幸運を持ち合わせていたに過ぎません。
ですから、
ある程度のレベルまでなら偶然やたまたまでも上手くなれることは有ります。
でもそれ以上の高いレベルに到達するには無理があります。
こんなことは全てのスポーツにおいて当たり前のことなんですが、
この当たり前のことを蔑ろにしている弓引きも少なくありません。

教本はもちろん先生からの指導、市販の参考書何でも良いです、
その時は理解しづらくてもインプットさえしておけば、
何らかのきっかけで理解できる時が来ます。
時には自分より遥かにキャリアが短い方の技術や取り組みが参考になることも有ります。

最近の私の場合、技術的には進歩の度合いは緩やかなものですが、
理解することの大切さを実感できるようになってきたことは
大きな進歩なのかなと思います(またまた、今頃とは情けない! なんて怒られそうですが)。
また今後の目標も明確なものになってきております。
先ずは来年中に中央審査へのチャレンジを始めて、
還暦までには称号者になれるようしっかり頑張ろうかと思います。

がんの方も5年以内に再発がなければほぼ完治と言われています。
完治のお墨付きを貰える日には称号者としてその日を迎える。
そんな日を迎えることが出来たら良いなと思っております。
 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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