明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

 

去年に播いた原種シクラメンの種子が次々と発芽しています。

うちでは自家採種した種子のほとんどは夏に播いています。

採り播きとまではいきませんが、採種が終わって種子を整理したらできるだけ早く播くようにしています。

昨年は8月の後半から播き始めました。

 

一番初めに発芽してくるのがコーム、エレガンス、アルピナム、パービフロールムといったコームグループです。

3か月半ほど経ったので子葉がだいぶ大きくなりました。

 

続いて秋咲きのミラビレやグラエカム、ヘデリフォリウムなどが発芽します。

 

最後が春咲き種で、年末にクレチカム(写真下のポット)やバレアリカム、年明けにロディウム3亜種が発芽します。

まだ出てこないレパンダムは今も棚下の暗いところで管理しています。

 

写真を撮り忘れましたが、プルプラセンスやコルチカムは夏の終わりにまばらに発芽し、そのあとは春と秋に1年半ほどかけてポツポツと芽を出します。

 

経験では、夏に播くとその種類の親株の葉が動き出す頃に発芽が始まり、ヘデリフォリウムよりも先にコームが出てきます。早く発芽するぶん成長も進みますが、夏の暑い時期に播床を維持管理しなくてはならないというデメリットがあり、種子の入手時期もいろいろなので、秋になってからまとめて播くのが一般的なようです。