レパンダムは春咲きシクラメンの中でも一番遅く葉が展開して最も遅く花を咲かせます。
地上部のある期間が2月後半から5月まで、まさしくスプリングエフェメラル!

イタリア、クロアチア、南フランスなど広域に分布し、コルシカ島やシチリア島など地中海の島々からアフリカ大陸にも自生があるとのこと。

分布図は下記のページで見ることが出来ます。
https://www.cyclamen.org/plants/species/cyclamen-repandum/


花は赤みがかったピンク色で、花弁下部に行くほど濃い赤紫色に発色します。
この個体はやや淡色のタイプ。
ツートンカラーの様に下部の濃色部分がよく目立ちます。
Cyclamen repandum
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レパンダムの白花型はコルシカ島では多く見られ、他の場所ではほとんど発見されていないそうです。
Cyclamen repandum forma album
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こちらは「very good silvery leaf」として入手した種子からの葉模様です。
わずかに個体差がありますが、ほぼ安定して同じような葉模様となりました。
Cyclamen repandum forma album silvery leaf
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開花から種子の収穫まで2ヶ月ほどと一番短いこともあり、人工授粉をしても未熟な種子になることが多く、思うように採種できていません。採れたとしても、とっても小さな種子しか採れず、成長に時間がかかっています。

今年は株がだいぶ成長したので、少しは大きい種子が採れると良いな!