1)肥料
うちでは液体肥料と固形肥料を併用しています。

 

液体肥料は薄いもの年間を通してを与えます。夏場は、葉があるものには極薄いものを与えていますが、葉を落とした株は葉芽が出るまで肥料を切ります。
固形肥料は最高気温が25℃以下になってから、一番肥料が必要な秋の新葉の展開時に施しています。液体肥料も併用しているので規定量よりも少なめにしています。
暑さに弱い植物には夏場の肥料過多が根腐れの一因となります。固形肥料は肥効期間が長いものがあるので、5月頃までには切れるように逆算して使います。

 

2)灌水
水はけの良い用土や鉢を使っているので、葉のある株には「乾いたらたっぷり」という一般的な与え方をしています。
春から夏にかけて、葉数を保っているうちは特に控えずに、葉が減っていく株はそれに合わせ減らしていきます。(その2の夏の管理もご参照ください。)


 

3)植え替え
時期:葉を落とさない株もあるので葉が無くなるのを待たずに5~6月に植え替えています。

 

鉢:とにかく水はけ重視です。鉢底の穴が大きめで水はけの良い形の鉢を使います。
サイズが大きすぎると植物が使い切れない水が停滞しやすくなるので、小さめのサイズにして過湿を防いでいます。

 

用土:水はけを良くするために鉢底に中粒の鹿沼土を入れ、ふるった用土(鹿沼土小粒、赤玉土小粒、軽石の小粒混合)で植え付けています。「乾かさない」とは言いますが、水持ちの良い用土を使って乾きを遅くするよりも、乾きやすい用土で頻繁に水を与えた方が成績が良いようです。

 

植え付ける深さ:成長点を守りながら過湿も防ぎたいので、成長点がギリギリ隠れるくらいにしています。


 

うちでの栽培方法をご紹介致しました。参考にしていただければ幸いです。

 

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花色にあまり変異のないパービフロールムですが、わずかに個体差はあります。
Cyclamen parviflorum
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