うちの敷地内にキヅタ(木蔦、学名:Hedera rhombea)が生えていることに気がつきました。北海道南部から琉球まで、日本中に分布しているウコギ科キヅタ属の常緑つる性木本で、秋に花が咲いて春にかけて実が黒く熟します。
この厳冬期にも青々しているので、フユヅタ(冬蔦)とも呼ばれるそうです。
花の咲く老成したつるに付く葉には切れ込みがなく、浅く3~5裂するのは若いつるの葉とのこと。花が咲いた形跡はないのでこの株はまだ若いのだと思います。
鳥が種子を運んできたのかな?
Hedera rhombea
花の咲く老成したつるに付く葉には切れ込みがなく、浅く3~5裂するのは若いつるの葉とのこと。花が咲いた形跡はないのでこの株はまだ若いのだと思います。
鳥が種子を運んできたのかな?
Hedera rhombea
ヘデリフォリウムの葉と並べてみました。
かな~りそっくり。
Cyclamen hederifolium and Hedera rhombea
かな~りそっくり。
Cyclamen hederifolium and Hedera rhombea
同じキヅタ(Hedera)属で、日本でもアイビーの名で親しまれているのがヨーロッパ原産のHedera helix(セイヨウキヅタ、英名:Ivy)です。
ヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)は1789年にWilliam Aitonにより記載されましたが、その名は「アイビーの葉のようなシクラメン」に由来するとのことです。
ヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)は1789年にWilliam Aitonにより記載されましたが、その名は「アイビーの葉のようなシクラメン」に由来するとのことです。
なお、冬に落葉するいわゆるツタ(蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)はブドウ科ツタ属の落葉つる性木本で別名ナツヅタとも呼ばれます。