タニムラアオイは徳之島に特産し、白いガク片が特徴的で美しいカンアオイです。このカンアオイが新種として記載されたのは1994年、それ以前にもすでに多くが園芸流通していて、ハツユキカンアオイの名で知られていました。
Asarum leucosepalum
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タニムラアオイは正式に記載が行われた際に推奨された和名とのこと。人の名前のようですが、何に由来するのかは不明・・・。記載論文には書いてあるのかな?
Asarum leucosepalum
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ハツユキカンアオイの名は個人的には気に入っていました。雪の降らない徳之島に初めて積もった雪のように美しいカンアオイなんて、情緒的で良いと思います。同じ徳之島に産するハツシマカンアオイと、ハツユキ・ハツシマで頭韻を踏んでいて覚えやすいし。
ところがこのカンアオイ、シラユキカンアオイという紛らわしい別名もあるとのこと。ハツユキとシラユキは混乱しそうなので、それを知ってからは一気にタニムラアオイ派です。

個人的見解ではありますが、やっぱり和名は分かりやすいのが一番でございましょう!