天下一植物界の前のことになりますがプルプラセンスを株分けしました。

 

シクラメンは球形の根塊を持ち、普通は株分けはしません。

滅多にないことなので記録として残したいと思います。

 

この株はウチで初めて種子が採れたプルプラセンスで、葉数が多く模様も鮮やか、種子も揃って発芽する良い形質を備えていて、pu-1(プルワン)と名付けて大切に栽培していました。大株に成長した実生6年目の夏の終わり、連続して種子を採ったのが災いしてか、急に調子を崩してしまいました。当時、いくつものフローラルトランクが形成されそれぞれが肥大していたので、フローラルトランク(成長点)挿しを試みると、5株のうちの3株がうまく活着してくれました。

これがその4年後の姿です。

Cyclamen purpurascens(2017年8月撮影)

 

前回のフローラルトランク挿しから6年が経ち、そのうちの1株(pu-1-1)はさらにフローラルトランクが増え、ビニールポットも変形するほどに成長しました。

この株は塊茎の形が丸くなくデコボコしているので、さらに小分けにできそうな気配。再びフローラルトランク挿しをやってみたくなりました。

 

 

前回の経験では根の付いていないフローラルトランクは活着しなかったので、根を付けて分けられるところから塊茎を割ると5つに分けられました。

今あるツボミは全て取り去り、葉も半分ほどに減らして、株の負担が少なくなるようにして植え付けました。

 

特に根が少ないものは小さい鉢に植え付けました。過湿を防ぎ根の発達を促し、うまく活着したら鉢増しをする予定です。

 

植え付け完了時の様子です。

名札はpu-1-1-1(プルワンワンワン), pu-1-1-2 ・・・・・ pu-1-1-5となりました。

 

うまく活着してくれるでしょうか?

乞うご期待!