お客さんを乗せて はじめに 私のタクシー乗務人生終わる。思い出しながら・・・ お客さんを乗せてを綴って行きたいと思います誤字、字抜け、文の誤りあります大目に見て下さい。 A・生まれる 深夜十二時、『ろそろ上がろうか』会社に向う荷物を持った男女二人手を上げる、ドアーを開ける「どうぞ」「北大病院急で」「わかりました」と走る「ううんうん」奥さんりきんでる「お産ですか」旦那様「そうです」「いたいたた生まれる」叫ぶ「何人目」「三人目です」これは早く生まれる、病院まで20分くらいかかるだろう「がまんして」我慢できるものではない那様に「病院の仕度してるのでしよ」 「北大病院に電話。しました」車の中で生まれると頭横ぎる。 生まれたらなんとかする、母が弟を産んだ時の事を思い出す、又産気「も少しで病院です」病院に着く医師、看護婦玄関で待っていた!荷物を運ぶ、産室まで来ると赤ちやんの泣き声「オギャオギャ」ヤレヤレ間に合った。 B・交通事故
「目が見えない」目から血が流れ、メガネ割れている。 救急車を呼ぼうと思ったが近くに電話がない! 私が病院に運んだ方が早いすぐ発進、タクシー備え付けの当番病院の表を見て病院に向かう、 30分はかかるだろう、目が傷ついている様だ、お客さんに手ぬぐいを渡し「顔を下にメガネをさわらぬ様にして下さい」と注意。 意地の悪いものだ信号赤、周りを見渡し! 病院に事情を話しヤレヤレひと安心。座席が血で汚れている、真っすぐ車庫に帰る(あっタクシー代貰っていない)救急だからメ-タ-機倒すのを忘れた。 売り上げそこそこ上がっているから『まあいいか』車庫に帰り車を掃除して帰る。 翌日明番、休んでいると怪我人のお母さんが尋ねてきた「昨夜本当にありがとうございました」 お礼「対応がよかったから失明にならなくてすみました」頭を深々「タクシー代です」封筒を差しだすが「緊急でメーター倒しておりません宜しいす」と言うが無理やり「気持ちです」とくれる。 C・酔っ払った女性 「お客さん着きましたよ」起き様としない肩に手をかけ揺らす「どこをさわる警察に訴えるぞ」いつも事、「料金戴いておりません」ハンドバック投げ「そこに入っているから取って」ハンドバックを目の前に置き「料金戴きますよ、これお釣りです」目の前に見せ財布に入れる、腰が抜けてる降りられない後ろの席に行って抱きかかえる様に下ろす。 雪の上に座り込む「部屋に誰かいますか」「誰もいない」この寒空帰るわけにもいかない「部屋どこですか」「二階の真ん中」この階段どうっやって上がる背負うか『また何か言うな』深夜誰も通らない!覚悟して「おんぶするから肩に」今度は素直におぶさってきた、階段フラフラしながらヤット階段上がる。
さっきまで警察だと言ってたくせに!今度は鍵「鍵は」「ハンドバック」にない「財布でないの」財布の中にあった。 玄関に座り込む「立って」立てれない前から抱きかかえる(老人介護の時前から抱き抱えるのが楽)ほっぺたぴしゃりたたかれる「何するのお客さん酔って立てないでしょ」さすがの私も怒った口調になった。 タクシー運転手は会社の看板背負っています、何かあるとすぐわかる、酔っ払った女性が一番困るお客様です。夏だと降ろしたまま行きます。 D・男性の酔っぱらい 女性だと何とかなるが、男性だと始末に終えない。 家がわからなくなり、ぐるぐる回りだすメーターは上がる、トラブルになります。 E・酔っ払った振り ホステスの店へ飲みに行かなければならない嵌めになる。 あとはお決まり・・・ F・無理難題 降りて「警察呼ぶぞ!」大声 一目散ににげ出した。 私は暴力団には毅然としている、この仕事に入ってから覚悟して仕事してきた、何も怖くない。 やくざの親分は運転手には一目置いている。 すすきのの繁華街は暴力団の稼ぎ場、変な事をしても運転手見て見ないふり、逃げる時もタクシーのお世話になる、タクシーは切っても切れないつながりだ。
今すすきのはクリン作戦など綺麗になっているが、人が集まらなくなって来ている、繁華街は暇になりタクシーも空車が多い。 暴力団も中心から離れ近郊の繁華街に移って行く、タクシーも近郊で稼ぐ事になる、タクシーは水商売と言われる由縁である。 G・老人介護 お客様「緑内障で目が見えない足も悪い、新聞も見れない、テレビも見れない、楽しみはないです、死んだようなものです」と嘆く「公園があり青い屋根が私の家です」すぐわかり玄関に行く「呼び鈴二回押して下さい」 押すが「誰も居ない様です」「買物に行っているのかな、運転手さんもういいです」と言われるがこの寒空玄関において行くわけには行かない、車に戻り話をする。 子供達は本州で暮らしている、夫婦二人の様だ、15分くらい待つて奥様が帰ってくる「何やってんだ」怒ってる、喧嘩しても仲が良い夫婦だ。 H・シルバ-マンショウン 一軒屋に住んでいましが体が弱りシルバ-マンショウンに入ったそうです。 入居しても人との付き合い付き合いの苦手の人は1~2年で出て行くそうです。 (運転手仲間の話)雨がシトシト降る真夜中福井のトンネル手前、女性ススキノまで乗せる。途中信号で停まる、後ろに人の気配がないミラーを見る頭が見えない!席を見る誰もいない。 車を止め座席を確かめる座席は濡れ、傘のしずくが・・・の話聞かされた事がある。
私の経験やはりそろそろ帰社疲れてくる、豊平川堤防を走る十九条橋の信号で停まる、フードかぶった女性「すすきのまで」と乗車中島公園あたりで人の気配が無くなる後ろを見ると乗って乗って居ない変だ思いこしてみる?ふに落ちない! 九条橋まで戻ってみる見ると等身大の工事用の写真の様なものが立っている。
あの時疲れ、ボ-ットして乗せたつもりで走っていたと思うが!メーター倒していた。 疲れからくる妄想 でも雨降り傘をさし、人けのない舎道、女性が夜歩いていると、よくバックミラ-を見るが!見える時は良いが見えない時はもう一度見る・・・ 夜薄野を流していました、前方にアベック、なにかもめている!突然30才くらいの女性助手席にに乗り込んでくる「どこでも良いから走って」どこでも良いとい言っても」困惑するが「堤防走って」堤防を走る女性は黙って下を向いたまま「真駒内ですよ家はどちらですか」尋ねるが返事がない「行き先わからないと困ります」「北へ行って」駐車場でユータンお客さんを落ち着かせるのに停める。 「お客さんどうしました、さっきの人とうまく、いかないのすか」諭す、黙って泣きだす。 女性が彼氏と間違えたか私と離れ私を顔を見て、彼氏と違う思ったのか、酔いがさめてきたのだろう。 怪訝な顔して「北25条へ行って」今自分が何をしてかわかったのだろう。 二人黙っていたが、私は穏やかではない! この女性暴力団の女ならやばい! 頭かすめる。女性黙り込んで何も言わない。 北25条に着く「お客さん25条です家どこですか」「ここで降ります」降りてしまった、家教えたくなかったのだろう。
家に帰ってから大変、私の態度が変だ妻の顔がまともに見られない、唇に血豆出来ている「その血なにさ」「唇噛んだ」とごまかすが「そんなとこ噛むとこでない」正直に結末を話するが信用してくれない。 それから半年冷たい戦争。 この様なは時が解決してくれる、一番心配なのは暴力団、半年過ぎて何もない良かったが何時も気にしいてた。 女性忘れかけた頃街の中心!一流銀行の所流す銀行員の女性四~五人歩いている忘れもしないあのときの女性が歩いている『ああ暴力団でなくて良かった』安心する気が晴れる。 女性の事忘れ一年たった頃!突然、デパ-トから乗車「どうぞ」「北25条」あの時の女性!私はなにも言わない つもりでいたが、釈然としないものがが込み上げる。 あのお客さん80才越えておばあちゃんしている事だろう。 タクシ-会社にいた頃の37才強烈な出来事でした。 あとがき 100円札出して「お釣り良いです」その様なお客さんたくさん居ました、タクシ-代90円のときはホドンとが10円くれました。 100円札の売上1万円を超すと札束の厚み勘定するのに大変でした、景気の良いときタクシ-会社、景気収まって個人タクシ-、家も建てれました、私はついていました。 これくらいで切り上げます。 次ペ-ジ個人タクシ-へ続きます。 |