2017年3月に戦後9度目の学習指導要綱が改定されました。大きな変化としては「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の導入やプログラミング教育の充実が図られることが挙げられます。
実際には小学校では2020年から、中学校では2021年から実施されます
今までの詰め込みや、ゆとり教育などの教育方針と大きく異なるのが「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」と言われる考え方で、学習内容を深く理解し、資質能力を身に付け、生涯にわたって能動的(アクティブ)に学び続けようとすることとい合われています。

これは2015年に実施された国際数学・理科教育動向調査で日本は算数・数学・理科の全強化で平均得点が過去最高になりました。国際的にもトップクラスです。しかし意識調査では理科や数学が楽しいと答えた中学2年生の割合は52%と国債平均71%に対して大きく下回っています。成績は良いが、学習意欲は低いという結果となっており、これでは生涯にわたって学び続ける力も弱くなってしまいます。

こうしたなかで、主体的な学びという自分で学びたいものを見つけていったり、対話的学びという子供同士、教師や地域の人との対話をもって自分の考えを広げる事や、深い学びである暗記や知識ではなく、情報を通じて問題解決が出来る考え方などと従来とは異なる教育が必要となります。

グローバル社会、情報化社会、AI,IoT、少子高齢化などと言った急激な時代変化の中で学習の仕方が大きく変わっていくのです。

そのためにも詰め込みや、ゆとりなどではなく、一人一人に向き合った教育をしていく事が求められます。一人当たりの教員が見なければいけない生徒の数が少なければ、少ないほど、こうした質の高い教育が可能となるのです。

子供たちの未来の可能性をひろげるためにも、こうした学習指導要綱に対応した教育の確保が急務だと思っております。
だから、今変わらなければいけないのです。
単純労働は機械にとってかわられ、より創造的な能力が求められるようになる、そんな次の時代へ、手を打たなければなりません。