死者3184人(全国15895人)、行方不明者417人(全国2539人)と本当に大きな被害を受けた石巻市に最終日は行ってまいりました。
大槌町と同様に居住が出来ない災害危険区域を平成24年12月1日に指定をし、新しく作った防波堤、防潮堤に加え、住居地域はかさ上げをして二段構えの対策を講じておりました。
ただ、まだ仮設住宅にお住いの方もいらっしゃったり、出て行った方が他市に永住する事になったり、また元々あったコミュニティがバラバラになった事など住民の方々の想いも踏まえた住宅再建事業では本当に苦労をされながらも様々なパターンで選択出来る形で整備を進められている姿、もちろん職員の方々も被災者である中で、行政のあるべき姿を鑑みた気もします。
(震災時に自衛隊や米軍が利用していた市営球場はメジャーリーグの寄付金により人工芝に)
また市役所でのヒアリング後では市街地や門脇小学校などをタクシーで連れて行って貰ったのですが、運転手の方も津波で一時流されながらも高台に避難されましたが、本人や実家、息子さんの家も全て津波で流される体験もお話くださいました。

職員の方もそうですが、あの悲惨な記憶を思い出したくもない事もあるでしょう…それでも伝えようとしてくださる強さ、そして復興に向け頑張られている姿を見て、人としての強さを感じると共に本当に胸が締め付けられます。
自分自身も当時、ボランティアで入った石巻市の復興の姿。政治を志した一つのキッカケの場所でもありました。
今回の被災地での二泊三日の視察を通じて、改めていつ起きるか分からない災害に備え、市民の命を1人でも救う為の対策を講じる為に自分のすべき行動を改めて強く決めた視察にもなりました。

改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
また台風25号も海老名は平気なようですが、お気を付けて行動していただきたく思います。