通常国会が95日間の過去最大の会期延長となることが決定したと報道があります。
最近の国会を見ると何とも言えない気持ちになります。
「説明が足りない、国民の理解が!」と言ってる方々が国会で質問の機会で「総理に聞いていない!」と言ってみたり、「延長はけしからん!欠席だ!」と言ってみたり…
国連憲章やサンフランシスコ講和条約でも認められている権利。もちろん、憲法違反だ!と言う主張もあります。
海老名市議会の議案でも、ここまで説明している議案はありませんが、(自戒を込め)先ずはご一読ください。

けども大前提として、昭和22年に外務省西村条約局長が集団的自衛権が国家の基本権であることを認め、昭和47年の政府見解は「集団的自衛権は保有はするけども、行使せず」となっております。
そういった中での、解釈の変更がそもそもでもあります。
また今、話題となっている憲法解釈について。
昨日のNHKの日曜討論で稲田朋美政調会長も民主党の民主党の細野豪志・政策調査会長(43)は、「(自民党が推薦した参考人で早稲田大教授の)長谷部恭男教授は、集団的自衛権そのものが違反と言っている。憲法学のど真ん中にいる長谷部教授がこの発言をした重みを、国会議員である我々はしっかりと受け止めるべき。今、自民・公明がやろうとしていることは、日本の憲法学そのものを否定するぐらい大変なことだ」と噛み付いた。

これに対して稲田氏は、芦部信喜著の『憲法』という本を引き合いに出し、「長谷部教授が『憲法学会のど真ん中』という話があったが、まさしく憲法学会のど真ん中、憲法学会の最高の教科書的な本には『自衛隊は9条2項の戦力にあたる』、すなわち、違憲であると書いてある」と反論。教科書にも間違いがあるとする考えを示した。

さらに稲田氏は、「憲法学会のど真ん中かどうかということではなくて、日本の国民の生命と身体、財産、平和な暮らしを守るのは政治の責務。憲法の合憲性の最終的な判断である最高裁の判決のいう、日本の国の存立の脅かされるような場合には、主権国家として自衛権は行使できるというのが基本だ」と述べた。


全くその通りであります。
今回の日韓の関係も、昨日の外相会談であれだけ反対していた世界文化遺産の件を協力関係にあったと報道があり、何かあったのかな?と思っていたら今日の報道によると、戦後70年の安倍談話は閣議決定せずに行う、政府の統一見解を避け、安倍総理個人の談話にするとのことも…
ここが今、経済面も含め、様々な面で大変厳しい状況に追い込まれている韓国の妥協点がここだったのかと腑に落ちました。

向こうも戦略的に、自国の利益だけを追求してやってきます。
一方、我が国は…

憲法議論も砂川事件の最高裁の判決でも出ている自衛権のこと。
憲法も良い加減に本格議論をして頂きたいものですが、理想だけなく、如何に国民の生命・財産を守れるのか?も本気で議論をして頂きたいと思います…

一つ気になること…
北朝鮮による拉致被害者の事は何故、反対派の方々はほぼスルーなんでしょうか…