選挙応援、明後日の一般質問の準備、明後日の青年会議所の担当例会の準備と追われまくっており、ブログが手付かずでした。
明日も8時から14時まで海老名市内で所々で街頭演説もさせて頂きます。

さて、タイトルの件。
教育委員会が学力テストの結果を発表をしました。

他自治体は発表すらしない自治体も多い中、正答率だけでは無く、学校別の課題なども公表。
学校別の数字を公表はただ過度な競争などの課題が出ますし、私はこの手法でやって欲しいともお願いしたりしていたので…
何よりも肝心なのはこの結果・課題に対して如何に施策を講じるか?
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8つの施策の方向性も発表しておりますが、その内の2個、小中一貫教育、まなびっ子に関してはずっと議会で取り上げていたので、本当に感謝ですし、期待しています。

以下は議事録の抜粋です。
ちょっと長いですが、一般質問はこのような議論をしています。


平成25年12月一般質問
今日の学制である6・3・3・4制は戦後間もなく制定されましたが、現代の子どもの身体的発達に当初との乖離が生じてきたこと、また、小学校高学年と中学生の間で、この時期特有の心理的変化により、学校の好き嫌いや学習に取り組む姿勢に差が生まれてきており、その結果、学力不振や学校生活への不適応を招いていると考えられること、いわゆる中1ギャップから、近年、学校間の連携が重視されるようになってきました。また、1つの事例を出すと、視察先の箕面市などは、従来の6・3の9年間の義務教育期間を4・3・2の前期、中期、後期と分けるなどとし、学校長の裁量権も強化しているとのことです。伊藤教育長が掲げている1つの現場の裁量権の拡大の方針についても私は賛同いたします。
 そこで、今後、海老名市としても小中一貫教育を導入すべきだと思いますが見解をお伺い致します。
教育長
小中一貫教育の実施ということでございますけれども、議員ご指摘のとおり、子どもたちの成長、発達段階を考えると、現状では小学校5、6年生、高学年に当たる子どもたちは、ある程度中学生と同じような、もちろん個々に発達段階の差はありますけれども、そのような思いを持っている子が多くございます。実際、小学校は全教科を持ちますので、専門のものもあるのですけれども、ある程度平準化されて全教科を持ちます。中学校は教科担任制ですので。すると、小学校5、6年生ぐらいになると、教科担任の専門的な知識を与えられたほうが子どもは興味、関心が高まって、学習意欲も高まるということがあります。実際そういうことで、あとは小学校から中学校、やはり中1ギャップというのがあります。実を言うと、中学校1年のときに不登校がふえるという数字も出ていたりします。そういう意味で言いますと、子どもたちがスムーズに小中学校、移動できるという意味では、小中一貫教育は非常に有効だと私も考えております。私なりにある程度3年間の、まだ具体的には示していないですけれども、計画は立ててあるところで、そういう意味で、小中一貫については、次年度はちょっと研究させていただきたいと。その次の年度からは、ある程度どこかモデル校を設置しまして、小中一貫教育を進めてまいりたいと考えているところでございます。


放課後の学習補助に関して(平成25年12月議会)
学力テストを実施されましたが、結果は私は伺いません。というのも、今回も家庭の収入が学力に比例するといったデータが出ているそうです。そういった中で、教育長は、きのうの我が会派の氏家代表の質問の中でも、教員のスキルアップだったり授業の手引などをつくるとして底上げをするというふうにおっしゃっていました。これに関して研修費の増額も私も要望させていただいたので、大きな期待を持っております。また、現場の教育力向上ももちろんですけれども、やはり家庭の経済的な部分での格差も少しでも是正していただきたいなと、改善できるシステムを構築していただきたいなと思います。例えば再任用、65歳ですか、これは日本教育新聞の新しいやつなのですけれども、再任用が拡大というので、神奈川県教委がどういった再任用をするのかというのもわからないのですが、これに関しても、これからを担う若い先生方が本当に力を発揮できるような環境づくりを整えていただきたいと思いますが、今50歳の先生方が海老名市内で40パーセントいらっしゃるではないですか。そういった中で、40パーセントの方々が本当に経験値の高い先生方が一気に退職される10年後というふうに考えますと、その40パーセントの退職される先生方、本当に専門性を持った先生方の力をいかに有効活用していくかということが大事になると思います。裏を返せば、そういった方々、元教員の方々が地域にたくさん出てくるというふうに思います。そこで、例えばさきの議会でも触れた部分ではあるのですけれども、高知市、相模原市は、生活保護世帯に特化して学習の場を与えているといったこともございます。そこに特化するのも僕もちょっとまだ確認不足なのですけれども、夜間ないしほかの日にやるのかわからないですけれども、特化してしまうと、そこの授業に通う子どもたちが生活保護世帯なのだということで、もしかしたらいじめにつながるかもしれないといった懸念もございますが、そういった意味でも、教育長におかれましても、えびなっ子しあわせプランの中で、生涯にわたって学習を継続させるための基礎的な学力を身につけさせたいというふうにおっしゃっております。そういった中でも、先ほど申し上げた退職される先生方に協力を仰いで、教育長がリーダーシップをとって、退職校長会、退職公務員連盟の方々に協力していただいて、海老名市でも、海老名の現状に合った学習補助のシステムをつくっていただきたいというふうに思いますが、見解をお伺いいたします。

◎教育長(伊藤文康) まず再任用制度については、神奈川県でも、年金が出る65歳までは、希望があれば先生方は再任用という形で学校に勤めることができます。また、退職されて児童生徒の支援のためにボランティアで入っている先生方も実際はおります。その後の質問の学習補助の制度ということでございますけれども、今の現状でも、例えば中学校で本当に子どもたちのほうが勉強を見てほしいのだとか、勉強をやりたいのだということであれば、それは直接担当の先生方に言えば、先生方は、土日でも子どもたちを集めて授業をしてくれると思っております。それから、退職の先生方の制度については、私はちょっと研究が必要かなと思っております。それは例えば経済的に学習が困難だとか、塾に通えないとか、そういう意味ではなくて、本当に学習意欲があって、勉強したいという人には、そういう場を提供することはやぶさかではないと思っております。ただ、私自身が、今、学校において考えているのは、何もかもが教育委員会が用意するというのはいかがなものかなと考えているところなのですよ。地域でそういう志のある方がいらっしゃったら、ぜひ教育委員会に相談していただいて、教育委員会としてはその環境とか整備の部分はある程度やると、ただ、やることは、その先生方のボランティアの意思に従ってやっていただきたい。これからの中で、いろいろな細部のことが出てきますけれども、それを教育委員会が主導してやるという形は、ある意味ではちょっと避けたい。ただし、思いがあって、相談があれば、それに対して環境とか、場の提供とか、そういうものを我々が整備することは必要なことだと私は感じております。
 以上です。 
(一度は挫折を…)

前回の9月議会の一般質問(土曜事業を実施すべきとの質問での前向きな答弁を受けて)
「放課後と土曜日」についての再質問に移らせていただきます。
 教育長のほうから、土曜学習をやっていきたいという旨をお伺いいたしました。そういった意味でも、例えばこれ、教育部長にもお渡しした資料なのですけれども、大分の豊後高田市の事例って本当にわかりやすいなと思ったのが、自分たちの授業を知徳体で考えて、例えば徳の部分だったら、海老名で言うサマースクールだったり、体の部分でいったら、先ほどおっしゃったような少年野球だったりということはやっていますよね。だけれども、知の部分を海老名で考えるのだったら、知というのはもちろん学習の補助もございます。例えば放課後も含めて、土曜日も含めて、具体的にどういうふうにやっていこうというプランがあれば、そして年度とかもあれば見解をお伺いしたいのですけれども、教育長、いかがでしょう?
◎教育長(伊藤文康) 知の部分ですけれども、知だけ取り出すわけではなくて、子どもって一緒になって育つので知だけというわけにいかないのですが、ただ、現状のあそびっ子でも、実を言うと、社会教育支援指導員がつくってあそぼうという工作をやったり、図書の人が入ったり、時にはその人たち、みんな本当に工夫されていて、行事、行事をあそびっ子の中でやってくれたりしているところなのですよ。だから、その活動は非常によくできているなと私は思っていますし、また今後も続けていきたい。
 ただ、あそびっ子という名前はそのままですので、僕自身は今、学びっこというのも必要かなと実は考えていまして、学習だけをさせるのではなくて、広い意味で学習のセーフティーというか、わからないことがあったら聞ける場所とか、自分で勉強したかったら、そこに行ったら勉強できるという場がふだんの放課後とかの中にできればいいかなと思っていますので、あそびっ子の事業とどのように組み合わせるかは別にして、来年度からそのような形の、要するに学習に対する子どもたちのセーフティーみたいなものも放課後の活動の中に入れていきたいなと考えているところでございます