がなされ、反対デモなどの報道もありますが…

これに関しての私の持論を書きます。

そもそも、集団的自衛権に関して、持ってない国は世界で何ヶ国あるのか…^^;

また憲法改正という本来の手続きではなく解釈変更だけで良かったのか?という問題については、本来の立憲主義で言うならばやってはならない部分もあると思います。それに関しては、仮に前回の民主党政権のような党是もない党でも政権を取った場合、今回、前例を作った事で同じ事をして、間違った解釈変更(党内がまとまっていないのに)をする可能性が出てきてしまう危険性があります。

しかしながら、総理の記者会見でもあったように、現状の東アジアの情勢において「国民の生命と財産を守る」という観点において、緊急性がある以上、本来のプロセスの憲法改正では間に合わないので解釈変更で最低限のラインには乗せたという部分では賛同します。
何か起きる可能性がある以上、起きてからでは遅いのです。
間に合わないというのが根本にあり、現状の中で守る手段を取らざるを得なかったというのを理解しなければなりません。

そもそも、解釈変更の議論でおかしい部分が多々あります。

今までも解釈変更は行われてきました。

護憲派が大事にしている九条について。
九条の精神が崩れるとの主張がありますが…
九条を見ると二項で
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
とあります。これを単純に見れば自衛隊も❌なんです。
しかしながら、これも解釈で対応しており、護憲派で解釈変更に反対の方は、この解釈は何も言わないんです。

また権利を主張する方は集団的自衛権が認められている国際法の権利行使を議論もしない現状もあります。

また独裁による解釈変更で戦争が起きるとの意見に関しても、あくまで解釈を変更しただけで、運用で考えれば自衛隊法の改正などの手続きをしなければ現状と変わりません。
これは我々国民全員が選んだ国会議員において審議をします。

そもそも、野党は反対の演説をしたそうですが、軍事的な攻撃以前に情報戦やサイバー攻撃などに対しての危機感は?ドンパチだけが戦争ではないという事も考えなければなりません。

そもそも、九条を変更したら戦争になるという主張について。

家で例えるなら、「うちは住民の正義を信じて、泥棒や詐欺に合わない家庭です!」と家訓を作れば、家に鍵を閉めたりしなくても泥棒が入らないのでしょうか?オレオレ詐欺も電話がかかってこないのでしょうか?

憲法を一文字でも変えたら戦争が近づくという理解がしがたい主張について。条文の誤植をどう考えているのか?
天皇陛下の国事行為の部分の7条4の「国会議員の総選挙の施行を公示すること」
参議院は総選挙ではありません。正しく明記するなら「総」の字を取らなくてはなりません。「総」の字を取ったら戦争になるのか?

そもそも条文にあれば平和が守れるというなら基本的人権とあるのに、拉致被害者には人権が無かったのか?有名な主張である哲学者の田中美知太郎氏の「憲法に平和を唱え挙げて平和がもたらされるというなら、台風は日本に来てはならないと憲法に記すことだけで台風が来なくなるのでは?」
全く同感です。

また拙速と言う意見も、安倍総理が13年前小泉政権の官房副長官になった時に必要性を訴え、それ以来、継続して訴えて来たのに、拙速と批判をするだけで、安倍総理の主張を何故、今までスルーして来たのか?

しかしながら、我々は今回の事を契機に、条文だけではなく、国体をどうするかという憲法について、一人一人が考えていかなければならないと思います。


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