ゴミ問題について。
現在、海老名市は座間市・綾瀬市の3市で高座清掃組合としてゴミの処理施設を持っています。
また昨年、地元の本郷の方々にゴミの減量等を条件に焼却炉の更新を受けて頂きました。
ゴミの減量化はごみが減ることでごみ処理を行っている高座清掃組合の負担金軽減につながることや、避けては通れない環境問題にも繋がる事により、全国的にも大変重要な永遠の課題です。

海老名市においては減量化・リサイクルなど様々な施策を打ち、近年では国分寺台4・5丁目、東柏ヶ谷2丁目において可燃物の個別収集のモデル事業を行い、国分寺台4・5丁目はモデル期間の2年間が3月いっぱいで終了となります。
そこで、国分寺台4・5丁目において新たにモデル事業として個別収集+ゴミ袋有償化の施策を打とうとしております。

一発目の質問としては

Q.趣旨・理由は?

A.モデル事業は2年間で12.2%の削減に成功した。アンケート結果も個別収集の良かった事において「責任の明確化」が一位になるなどしている。
更なる一歩としてゴミ袋有償化を提案したい。
理由としては、ごみ減量化、レジ袋の削減、ごみ問題の意識づけ、まちの美化及び収集効率の向上のため、環境に配慮しカラス除けにも有効とされる袋に統一し、その有効性を検証したい。
また今後においては座間市・綾瀬市と歩調を合わせながら有料化・全域実施の個別収集を検証している。


ここで難しい問題が、「綾瀬市・座間市」と歩調を合わせなければならないといった事。
個別収集は海老名市しかやってない事であります。
危惧されるのが、海老名市が先行して個別収集全域実施・ごみ袋有償化をしたとしても「綾瀬市・座間市」がついて来ない可能性もなきにしもあらずです。
再質問では3市長、事務方レベルの協議内容などを聞きましたが、はっきり言って(わかっていた事ですが)2市に気を使った答弁しか出来ません(出来ない市長、部長の気持ちもわかります)。
しかしながら国分寺台地域の主な反対理由としては「海老名市が全域でやるなどのロードマップも無い中で、何故うちだけがやらなくてはならないのか?」という事。
その反面、私が地域の声を聞いていると「説明会では賛成の声をあげれなかった。40%を超える高齢化地域において独居老人も増えている中、家の前にごみが出ているか確認するなど地域での見守り、また収集の職員から元気を貰っている。いずれ有料化になるごみ問題なんだから年間約1000円の負担をしてでも続けて欲しい」といった声も多いのも事実です。
議会で強く要望したのは「3市の協議を早く、そしてロードマップを一刻も早く出して欲しい。仮に綾瀬市・座間市がついて来ない場合でも海老名市だけでも、処分場の地元本郷の気持ちを考え、実施に踏み切る強い意思を持って欲しい。また住民説明も平行し、丁寧に行って欲しい」という事です。
事前打ち合わせでもボランティアごみやオムツなどの福祉面のごみは他市同様無償になる事は確認しています。
市長も「25年度中を目指す」とも答弁をしました。
30年の更新のタイムリミットもあります。
海老名市議会としても二市議会に協議の場も含めて進めなければなりません。

質問して終わりでは無く、引き続き取り組みます。



「今」を考えるだけでなく「将来」を考えての判断をするべきであると思います。