この度の能登半島地震で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。少しでも早く平穏な日常が取り戻せる事を、心よりお祈り申し上げます

 

 

 



【 言葉は人を支配する 】





ピコ検定受検や次級お稽古開始には、必ずクリアするべき条件設定をしています。


検定合格したから、次級お稽古開始ではありません。


例えば、珠算でしたら全種目10分90点以上の条件クリアの上で、珠算8〜5級なら30分300点満点で290点以上を取らなければ、次級お稽古には入りません。ミスはほとんど許されない点数となります。


プレッシャーを感じやすかったりお稽古での集中を欠いたりしてしまうと、実力的には充分であってもなかなか設定条件をクリア出来ない場合もでてきます。


いくら内容のよい30分であっても、隙があっては取れない得点設定です。30分を開始から終了まで、質の高い集中を持続することが求められます。集中の完結力とでも言ったらいいでしょうか。








そんな目標点に向けてお稽古に励むある生徒。


「出来なかったや間違えたは、10点以内」との私からの声掛けに、


「無理ムリムリ無理」



と消極性の目立つ様子。






私は、

「最初から無理無理言ってたら、出来ることも出来なくなるよ」

と声掛けをしました。











290点以上という点数をとるには、その過程にて、280点、285点、次はまた280点などと、目標点を取れそうで取れないということを繰り返すといったもどかしい時間がつづくこともあります。


根気よく意欲を保ち続ける姿勢が重要です。









もしかしたら、ふて腐れたくなるかもしれません。


モチベーションが落ちてしまうこともあるかもしれません。










長く成績の上下を繰り返しつつ、ある時290点に届いたーーーー


その達成感は、道のりが長ければ長いほど格別です。


もちろん、早く目標点に到達するに越した事はありませんが、時間をかけてでも取れた290点は、その生徒なりの深い達成感につながっていきます。







最初から無理と言うなどの消極的な構えを持ちやすい生徒は、目標達成には時間がかかります。


気持ちの持ち様は、本当に大事です。









無理無理と思う思考は、可能性を狭めます。


無理無理と言葉にすれば、それは自分に無理になる呪いをかけているようなものです。


言霊という言葉があるように、言葉がいかに人を支配するのか、そんなことも考えさせられます。




 

 

 









 

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