まとめ上手、片付け上手になろう。



それが出来たら、あなたの未来はきっと素敵になる。



いつかきっと働くようになるけど、



よりテキパキできる人になるし、



将来、お母さんになったら、より素敵なお母さんになる。




 

 

 






次回お稽古準備として、



答え、成績表、次回使用のプリント等を、そろばんファイルと暗算等その他のファイルに仕分けして、


まとめて個人ファイルを所定の場所へしまう。


冒頭の言葉は、


お稽古最後の終わり支度としてする作業が苦手な生徒に講師としてかけた言葉です。









私の祖母は、戦時中、幼い子を持つ母として、子育て真っ最中でした。


空襲警報が鳴り響いたある時、我が子が家にいないと、布団を頭に抱え、必死に探し歩いたそうです。



警報が鳴り響く中、


大きな木の幹のたもとで、兄弟寄り添いながら泣いている我が子を見つけ出し、親子は無事、事なきを得ました。


祖父のきょうだいは、フィリピンで戦死したとも聞きます。






命の危険と隣り合わせの激動の時代に子育て真っ最中だった祖母。


昔の事なので、家と家との結婚という考え方が根強いその時代。


祖母は、生涯寄り添う夫となる人と、結婚式で初めて会ったんだとか。





若い頃から目が不自由な祖父だったこともあり、祖母は大変苦労したそうです。


そんな祖母が、子供の頃の私にこう言いました。





笑っちょったら、福が来うよ





車で5時間6時間とかけて、久しぶりに行く祖父母の家。


真夏のある日。みんなですいかを食べながら楽しく笑っていた一時に、そこにいる祖母に、田舎言葉でかけられたその言葉。


小学生の頃亡くなった祖母。


忘れているようで、何十年経とうと、祖母ならではの溢れる温かみをその思い出から感じ、その言葉を、終戦記念日を間近にした今、何気に思い出しました。














講師として、生徒にどう声をかけるのか。


幼き頃、走り回る孫の私に、「まくれえじゃねえず。」と、こけないよう気を付けろと言った祖母。


そんな祖母からのあの一言のように、普段何も思わないけど、忘れていたけどそう言えば⋯講師として、そんな記憶の片隅に残る声掛けができればと思えてなりません。





ただ、


そうしようとしてそうなるというよりは、溢れる思いから出た言葉が、気付けばそうだった、そんなものなんじゃないかとも思います。