答え合わせ上手は、そろばん上手
お稽古が終わった生徒は、答え合わせをして、成績表をつけます。
そこで、講師として気になるのは、
答え用紙を、肘を付いた手に持ち、
机上の答案用紙と、目線の高さにある答えを照らし合わせ、
一問一問添削していく、
↑こんな↑生徒さんの様子です。
「解答」は教材の他回の答えと一緒においてあります。
そろばんや暗算の答え用紙は、ただただ数字の羅列。
使用回と種目を読んだら、問題番号が書かれていない数字の羅列。
第1回
458973948
987349885
938439849
349839483
・・・
・・・
・・・
349839483
そこから、縦に順番に読んで、必要な答えと自身の答案と照らし合わせていきますが、
自身の答案と答え用紙は、離れていればいるほど、
読みにくく時間もかかり、丸付け自体を間違うことにも繋がります。
要領のいい答え合わせというのは、
答案と解答は出来るだけ近くに置き、指差しながら確認していくなど工夫して、
見ている位置を正確に読み、丸付けを行うといったところです。
答え合わせ自体をまちがいやすい生徒は、
・机上にある鉛筆やタイマーの位置
・自身の体に対し教材を置く位置
・取り組む問題に対しそろばんを置く位置
・解答時の解答欄に対しそろばんを置く位置
・解答時のそろばん盤上答えに対し、欄外答え記入部位の位置取り
このような、取り組みにおける環境整備を、疎かにする傾向があります。
知らず知らず、見るものと作業部位を遠くに置いてしまうのです。
目線を長くしてしまうことによって、ミスも多くなりがちです。
計算ミスではなく、作業ミスによる間違いの割合が多くなり、時間もいたずらにかけてしまいがちです。
効率よい作業にするためには、作業時の目線の距離も、意識したいものです。
このような点は、学校での学習の修得にも関わる点かと思います。
視覚、聴覚、触覚……私達は、知らず知らず様々な感覚機能を使って多種多様な作業をしています。学習には必ず作業が伴う。その作業には、その感覚機能を使うことが欠かせません。
今回は、特に視覚的側面でお話させていただきました。
『そろばんを使った計算という作業』
そのような側面から、そろばんでの能力開発を、ひいては他の学習においても、能力向上を目指していきたいたいですね♩
京大個別会珠算塾ピコ
塩屋校
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