モノ忘れは歳のせいではない??

 

〇まず初めに…

前頭葉から記憶の貯蔵庫へ信号が送られ、記憶を思い出します。

しかし、この信号が弱まる、途切れるが起こるとモノ忘れが起こります。

モノ忘れは年齢や老化が原因と思われがちです…。

 

 

 

 

モノ忘れには様々なものがあります。加齢によるものや認知症によるものです。

・加齢によるもの

 モノ忘れを自覚している、日常生活には支障がない

・認知症

 モノ忘れを自覚していない、日常生活に支障を出してしまう

 

このような物忘れとは別に、普通のモノ忘れであれば、歳のせいにせず、前頭葉を刺激して、記憶力を回復させましょう。

 

 

 

 

例えば、イメージトレーニングがオススメです。

・料理をする

 出来上がりを思い浮かべ、買い物をして調理をする流れが前頭葉を刺激してくれます。

・朝起きたら一日のルーティンをイメージ

 朝起きて、一日の流れをサッとイメージすると脳にいいです。

 さらに声に出す、メモをするとさらに良いです。

 

 

 

 

〇記憶をつかさどる機能、海馬

記憶の保管として、大脳皮質が長期記憶をするところであれば、海馬は大脳皮質に記憶が保管される前の一時的保管場所です。

 

歳を重ね、大人になると子どもの時とは違い、繰り返してモノをを記憶するといった機械がなくなります。習い事や毎日の授業で、海馬に重要な情報を認識させる運動が大人になると少なくなるからです。

記憶力を良くするために、その日の出来事や話した内容、出会った人の印象などを一日の終わりに、日記をつけるといった習慣が良いでしょう。記憶力の維持に繋がります。

モノ忘れは決して歳を重ねたからというわけではありません。

料理をする、朝起きて一日のルーティンをイメージする、一日の終わりに日記をつける、このようなことをできるところから、取り入れ脳を刺激してあげましょう。

 

 

 

 

〇アルツハイマー

アルツハイマーは進行形の病気です。薬で記憶力や認知機能が改善しても、病気は次第に進行していきます。早い段階で診断をし、薬を飲めば軽い症状をキープできます。しかし、薬の飲み忘れがあることも…。家族など周りからの声かけや張り紙が大切です。

アルツハイマーは脳が痩せてしまう病気です。有酸素運動や脳を使う計算やしりとりを共に行うことで、記憶向上力がみられます。

 

 

 

 

 

ちなみに、正常圧水頭症は認知障害と合わせて歩行障害がみられることが特徴です。

 

 

 

〇実は、血糖値の高さもモノ忘れに影響している

脳に糖は必要ですが、血糖値が高い状態が続くのは良くありません。

モノ忘れを起こすのは、膵臓からでるインスリンに原因があります。血糖値を調整するために出るインスリン。血糖値が上がるほどインスリンの分泌量は増えてしまいます。

インスリンは細胞を増やす特性を持っています。さらに健康な人でもガン細胞は持っていますが、それを免疫力によって抑えています。

高インスリン状態は、ガン細胞が増加し、免疫力だけでは抑えられなくなり、ガンのリスクを上げてしまいます。そのため、高血糖高インスリンに気を付け、インスリンの分泌量には気を付ける必要があります。

 

 

 

 

 

このように、モノ忘れには様々な種類があります。

さらに症状もよく似ており、レべルも軽度から重度まで様々です。日々の生活を見直し、モノ忘れといった症状にかからないように気を付けましょう。