がん治療の「常識」「非常識」
先週土曜日朝に、リアリTVで「がんって、不幸ですか?」という番組がありました。
7月10日(金)まで視聴できます。
多くのことを考えさせられる番組でした。
今のがん治療に苦しみながらも懸命に頑張って、同じがんの方に勇気を与えたいと考える人、がんになってもっと幸せになった、こんなに健気に頑張っている人を見ると、本当に胸が詰まる思いです。
しかし、また同時にものすごい怒りも湧いてきます。
医療という名のもとに、医療の常識として、
「堂々と」無意味で苦しみを与え続ける今の「標準的がん治療」。
抗がん剤は、日本人のがんの10%にしか有効ではないのに、
製薬会社のシモベとなって抗がん剤という名前の毒を注入し続ける医師。
あれほどの苦しみを「生きるためには仕方がない」
という思いで何とか克服している素晴らしい患者たち。
「毒ガス」から始まった抗がん剤をやり続け、
10%しか効かない科学的現実を無視して、
無意味で苦しみだけ与えるので欧米では固く禁止されている手術後の「念のため」の抗がん剤の投与。
患者さんの苦しみと、生きる力に感銘を受けると共に、
こんな「医療の常識」という名の「非常識」に
本当に怒りと憤怒を改めて感じました。
100年後に今の医療を振り返ったら、
信じられない野蛮な治療と思われることは必定です。
しかし、人間の常識に基づいた、普遍的な医療は、
現代医学や科学的見地からも始まっています。
これは、その一つ。
極めて重要な番組です。
http://www.ted.com/talks/mina_bissell_experiments_that_point_to_a_new_understanding_of_cancer?language=