デトックスセミナー (3) | 永松昌泰学長のブログ【ものの道理で人生を豊かにしよう】

デトックスセミナー (3)

ふたたびお早うございます。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。


健康というのは、さまざまな要素から成り立っています。
そもそも「毒」という概念は、
人間の都合によって勝手に決めたものに過ぎません。


以前、「チャングム」というドラマの中でも出てきました。
チャングムという医女が受けた試験問題が、
「毒と薬の違いを述べよ」でした。

チャングムは、普通の常識にとらわれて、
普通に「毒」と「薬」の違いを書きましたが、
完全な不正解でした。

正解は、「毒」と「薬」は同じものである、でした。
「毒」の本質と「薬」の本質はまったく同じなのです。

その本質とは、
「生きとし生けるものの健康状態に変化を起こすことができる」
ということ。
たまたま都合が悪い時に「毒」と呼び、
都合が良い時には「薬」と呼ぶ。

「毒」と「薬」を分けるものは、
「量」のみ。

どんなものも、適量があり、
適量の時には「薬」となるが、
それを過ぎるとどんなものも「毒」になる、
ということです。

例外はありません。

素晴らしく品質の良い、美味しいお水でさえ! もです。

適量を飲むと、生き返るような生命の水になりますが、
毎日百リットル飲むと、苦しみ悶え死にます。

最も残酷な拷問、刑罰は、「水攻め」と言われています。
無理矢理大量の水を飲ませると、
体液のバランスが大幅に狂ってしまい、
ものすごい苦痛が襲い、
気が狂うようにして死んでしまいます。


どんなものも、量によって、毒にも薬にもなる。
例外は無いのです。


つづく