現代医療 (3)
こんにちは。「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。
続きです。
その後、今から20年近く前でしょうか・・・
60歳代の内科医の方とゴルフをしていました。
何かのきっかけで私の症状について話すと、
「ああ! 実はその症状については、つい最近分かったばかりなんだよ。
最近の医学論文に載っていてね。本当につい1ヶ月前だったかな。
実はね、そういう症状がある方は、
従来は脳腫瘍の疑いがあるとされていたんだよ。
だから、実はそういう症状を持っている方は、
すごく心配だったんだけれど、
結局はそうではなくて、
ちょっとした血管の収縮の問題だったことが分かったんです。
まあ簡単に言えば、正座すると足が痺れますよね。
あれと一緒で、何らか血管が圧迫されて、
一時的に血管が狭くなるとそういう症状が起こる。
脳腫瘍ではないんだよ。
だから良かったですね。」
と言われました。
「ありがとうございます!
そうすると、どうすれば良いのでしょうか?
どうすれば治るんでしょうか?」
と訊きました。
「うーん。それがね。今はようやく原因が分かっただけで、
治す方法というのは、なかなかないんだよ。
血管拡張剤という処方は、決して悪くないんだけれど、
まあしょせん対症療法だし、治すということは難しい。
君がずっとっていた鎮痛剤と、まあ結果的にはあまり変わらないね。
だけど、脳腫瘍ではない、ということが分かっただけでも良かったじゃない。」
そうですね。良かったです。有難うございました!
という会話だったと記憶しています。
脳腫瘍が疑われる症状だったなんて、びっくりでしたが、
ともかく血管収縮という問題だ、ということで、
それなりには安心しました。
つづく
続きです。
その後、今から20年近く前でしょうか・・・
60歳代の内科医の方とゴルフをしていました。
何かのきっかけで私の症状について話すと、
「ああ! 実はその症状については、つい最近分かったばかりなんだよ。
最近の医学論文に載っていてね。本当につい1ヶ月前だったかな。
実はね、そういう症状がある方は、
従来は脳腫瘍の疑いがあるとされていたんだよ。
だから、実はそういう症状を持っている方は、
すごく心配だったんだけれど、
結局はそうではなくて、
ちょっとした血管の収縮の問題だったことが分かったんです。
まあ簡単に言えば、正座すると足が痺れますよね。
あれと一緒で、何らか血管が圧迫されて、
一時的に血管が狭くなるとそういう症状が起こる。
脳腫瘍ではないんだよ。
だから良かったですね。」
と言われました。
「ありがとうございます!
そうすると、どうすれば良いのでしょうか?
どうすれば治るんでしょうか?」
と訊きました。
「うーん。それがね。今はようやく原因が分かっただけで、
治す方法というのは、なかなかないんだよ。
血管拡張剤という処方は、決して悪くないんだけれど、
まあしょせん対症療法だし、治すということは難しい。
君がずっとっていた鎮痛剤と、まあ結果的にはあまり変わらないね。
だけど、脳腫瘍ではない、ということが分かっただけでも良かったじゃない。」
そうですね。良かったです。有難うございました!
という会話だったと記憶しています。
脳腫瘍が疑われる症状だったなんて、びっくりでしたが、
ともかく血管収縮という問題だ、ということで、
それなりには安心しました。
つづく