【遊戯】160919_世界改変RPGアルスノヴァ_浦和 | しかしなんやね

しかしなんやね

人生いろいろって訳ですね

 

【イマジンはどこにでもある】
今回は前から気になっていた
「世界改変RPGアルスノヴァ」
ってシステムをだったら作者に近い所で堪能しようとオンリーコンベンションへ参加しました。

この作品は強烈な思い込みでその辺を変な感じにした敵を、更に強烈な思い込みで上書き保存してしまうと言う、マスターが想定した
「めでたしめでたし」
を如何に
「ヒャッハー」
して上回る自由も内包しているシステムで、自分が若い頃に遊んでいた感覚を上手くロジックに落とし込んでいる久々に
「肌身に合った」
作品で御座いました。

【聖闘士で裸族と言えば】
今回与えられたハンドアウトに
「君はブロンズと蔑まれ」
って書いてあったので
「…ベタやなぁ」
と言いつつ癖(へき)をランダムで決められるらしく振ってみたら
「裸族」
と出た刹那周りのアラフォーゲーマー達が
(紫龍や)
オーラが半端無くなり、その雰囲気に無駄に
「絶対やんねえ」
反骨心がこじれて結果
「うー変態仮面やるっす」
と安易な笑いに走り、周りの味の濃いロールプレイで戯れる中
「ふ、ふおう」
と終始はにかみながらのプレイとなりました。

そりゃ傍らで
「私のキャラはセーラー服を着たジャン=クロード=ヴァン・ダムみたいなサムライです」
とか
「拳法殺しの肉体を持つハートフルなキャラです」
とか言われたらもうロートルは脱ぐしか無い訳ですわ。

才気溢れる若手の中で孤軍奮闘する上島竜兵の如くでした。

【自由度と顧客満足との狭間で】
このゲームは基本的なシステム以外の捉え方を実際に遊ぶ遊び手に委ねています。

故にいい加減と断ずる事も出来ますが、また自由度が高い、とも言えます。

そして自由度の高いシステムはやはり安心感からどうしても乖離してしまうのかな、と思いました。

個人的にはTRPGに置ける安心感はなんか押し付けがましい感じがする達ながら、システムを商品として売る為には買った人が明確に目的の楽しみを味わえる確証も必要なんだなとか思います。

しかし今回のシステムは確証よりも可能性に重きを置いて居るなと思います。

それは、プレイヤーに
「もっと自由に遊んでも良いんだよ」
と語りかけるような、そんか感じがしました。

勿論、これがTRPGだ云々とか言っている訳では無く、こういう方向性もまたこの遊びの多様性の一つなんかなって事です。

そんな事を、偉そうに語ってしまった、そんな一日で御座いましたとさ。