SNSで「政治家、行政マンは見ておくべき」というコメントを目にして気になっていた映画。

『シン・ゴジラ』

先日、見てきました。

中学生時代に『ふしぎの海のナディア』、大学生の時には『新世紀エヴァンゲリオン』をリアルタイムで見てきた私にとっては、政治の参考という以前に「庵野監督の作品」というだけでどこかワクワクしてしまいます。なかなかゆっくり映画も見れない日々ですが、たまには興味ある映画をじっくり鑑賞するのもいいもんですね。

で、実際に見た感想は。

とてもよくできている、素晴らしい映画だと感じました。
実は過去の『ゴジラ』作品は全く見たことがありません。そんな中でも違和感なく純粋に楽しめて、2時間があっという間に過ぎていきました。客席はほぼ満席で、そのほとんどの方がエンドロールが終わるまで席を立たなかったことからも皆さん同じように感じていらっしゃったのではないでしょうか。

政治の参考としては。

(ネタバレにならない程度に・・・)

政治家、役人(官僚)のシーンが多く、「あぁ、そんなこともありそうだな」という場面がたくさん見られました。時々失笑してしまいましたが、実際にゴジラが現れたらと考えると笑ってばかりもいられません。

映画の中身はもちろんタイトル通り「ゴジラ」中心だったものの、今の世の中において「ゴジラ」は「国そのものを脅かすほどの自然災害」や「得体のしれない突発的な危機」にもあてはまるように感じました。

その際に適切に対応出来る体制が、政府に、地方行政にはあるのか。大阪府だったらどうか?と現実の仕事とリンクさせながら見ていました。危機管理を適切に行うことができる意思決定の在り方、緊急時の縦割り行政の柔軟対応、組織の役割分担、etc...。課題は尽きません。

偶然にも、ただいま配布中の「月刊永藤タイムズ8月号」のテーマは「大規模災害から命を救う危機管理」について。タイミングも重なり、考えるところの多かった『シン・ゴジラ』鑑賞でした。


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