しばらく続いていた選挙のドタバタや山積みの仕事が一段落し、ようやく情報収集のためにアンテナを伸ばす時間が取れるようになってきました。

というわけで、以前から気になっていた大阪の新しい2つの名所を訪問。

まずは吹田市にあるエキスポシティです。



これは大阪府が管理している「万博記念公園」の土地を民間業者が運営するもの(プロポーザルにより選定)。「教育と娯楽の融合」がテーマになっているそうです。魅力的な店舗構成に加えて、ポケモンやガンダムを取り扱ったショップや1970年の大阪万博にて提供されたメニューを扱うレストランなど、ここに来なければ味わえない体験も。海遊館がプロデュースする新感覚の水族館「ニフレル」、先日は日本一の高さを誇る観覧車も完成。万博に良い施設が出来たなぁ、としみじみ。

もう一箇所は「枚方T-SITE」。



すみません、びっくりするくらいマシな写真を撮っていなかったので、枚方T-SITE公式ホームページをご覧ください。


何を隠そう、枚方市こそがTSUTAYA(蔦谷)1号店が開業した創業の地なのです!枚方にお住まいの方にとっては当たり前の事実かもしれませんが、私はちょうど一年前の枚方市長選挙の際に初めて知りました。当時はまだ工事中だったと思いますが、そのT-SITEが5月にオープン。一歩中に足を踏み入れると、「枚方にこんなものが出来たのかぁ~」と感心するくらい洗練されたスペースが広がります。口ではなかなか表現しにくいので、ぜひ一度訪れてみてください。良い空間ですよ。

さて、エキスポシティとT-SITEという2つの「ハコモノ」に共通するのは、どちらも民間が手がけているということ。これまで地方都市では駅前や名所の近くには行政が手がける施設が建設されてきました。役所が行う仕事は、ほとんど金を生み出しません。一等地にあるにもかかわらず、赤字を垂れ流し、いずれ閉鎖されるのがオチ。そもそも民間でできることを行政がやる必要はありません。民間が行うことでより優れた想像力で、行政のような「しがらみ」に捕われない事業が可能になります。そしてそれは街の顔になります。従来のように
民間にお金を払って運営してもらうのではなく、民間から土地使用料を徴収して、そこで営業活動し、儲けたお金を納税してもらうことも可能です。大阪府下には行政が抱える土地が多くあります。全ての役割を民間で担うことはできないかもしれませんが、行政が抱え込みすぎることなくより効果的な活用を積極的に模索してほしいと思います。