18日間の長い参議院議員選挙も、残り2日となりました。

たぶん、「おおさか維新の会」の候補者や選挙カーが走っている所では、至る所で『身を切る改革』が叫ばれていることと思います。

しかしこの『身を切る改革』、誤解されていると感じることが多くあります。維新のことが嫌いな党や候補者は、「身を切る改革って言ったって、そんなに財源の足しにもならないし、意味が無い」なんて反論をします。

そういうことじゃ無いんです!!

まず、財源ですが、「意味が無い」というほど微々たる額でもありません。下の図をご覧ください。




大阪府議会では平成23年に府議会議員の月額報酬を30%カットしました。一時的ではなく、今も継続してカットし続けています。そして同じく平成23年の府議選で「大阪維新の会」が過半数の議席を得てすぐに議員定数も20%削減(109→88)を実行しました。これらのカットで、昨年の府議選からの任期4年間の削減効果は、実に40億円以上に上ります。そりゃ単年度の一般会計3兆円を超える大阪府ですから、削減額が占める割合は大きくないかもしれませんが、無いよりはよっぽど良いでしょう?少なくとも、「意味が無い」といっている人たちが、このお金を作り出せるかという話です。

削減効果も大切ですが、もっと大切なのはその「姿勢」です。ご存じの通り、大阪府は2008年の橋下知事就任直後に「財政非常事態宣言」を出しました。公務員の人件費カットをはじめ、大阪府が支出していた補助金のゼロベースでの見直し、事業の廃止など多くの見直しがされました。公務員や議員が自ら身を切ることで、大阪府民の皆さんにこの先行われる大改革の後押しをお願いしたのです。

では、国会議員や国の官僚はどうでしょうか?

消費税が5%から8%に上がった2014年4月。その直後から、国家公務員の給料は平均で8%上がり、国会議員の給料は月額で約26万円アップしたんです。カットじゃないですよ、アップです。消費税を上げて国民に負担を強いて、自分たちの給料は上げたんです。どうですかこの姿勢。

私たちおおさか維新の会は、この「姿勢」が大事だと言っているんです。国民に増税の負担をするなら、自分たちの報酬もカットする。議員定数を減らすと言い続けながら(当時の)民主党も自民党も先延ばしして前に進まない。それをぐだぐだ言い訳せずに覚悟を持ってやりましょうよ、ということです。政治とカネの問題が噴出しても政治資金規制法の改正もしない。維新がやりましょうと言っても「議席そろえてから出直してこい」なんて不正をした当事者が開き直る。みんな自分の身を切る改革から逃げているんです。国民に負担を押し付けても、自分たちの身は守りたいんです。

だから、おおさか維新の会が訴え続けなくてはいけない。「まずは政治が、行政が、覚悟を示さなくてはいけない」と。

今回の参議院選挙でも、おおさか維新の会は覚悟を示しています。大阪選挙区では2人が立候補しています。4議席をめぐる選挙戦で、政権を担う自民党が一人しか出していないところを、おおさか維新の会は2人です。6年前の改選の際は(そもそも「おおさか維新の会」が無かったので)ゼロでした。ちなみに、3年前の選挙はこんな結果でした。



4議席を巡り、維新からは一人が立候補。おかげ様でトップ当選させていただきましたが、その票数は105万票。橋下徹代表がいて、演説をしまくって、この票数でした。

今回は橋下さんはもう維新にはいません。それでももし同じ票数105万票を入れていただいて、2人の候補者できれいに分かれたとしたら52万票ずつ。4位の共産党候補が約47万票ですから、どちらかの候補が少しでも下回ると当選することはできません。それほどまでに今回の選挙は厳しい戦いです。でも最初から厳しいのは分かっていました。

では何故、おおさか維新の会はここまで厳しい条件を自らに課したのか。それは「姿勢を示すため」です。

私たちは、大阪の改革をここだけで留めるつもりはありません。日本全国に広げたいと考えています。次の世代の日本のために、教育無償化や、地方分権を実現したいと本気で考えています。そのためには数が必要なんです。いま、全国でおおさか維新の会の候補者が戦っています。本当に厳しい状況です。そんな中で、政党本部があるこの大阪で挑戦する姿勢を示さずしてどうして改革を全国に広げることができるでしょうか。

今回の参議院選挙、本気で覚悟を持って行動ができる政党・候補者は一体だれか、よく見ていただきたいと思います。選挙の前にあれもやります、これもやります、と言うのは簡単です。その党は、ちゃんと実行してきたか?振り返ってください。大阪維新の会は、大阪でまずは身を切り、大改革を実行してきました。全国に広げても実行していきます。ぜひ、「おおさか維新の会」の候補者に、一票を投じてください。これまでの古い政治を変えてみせます!



ブログ『参議院選挙はこうやって投票しよう!


おおさか維新の会 参院選特設ページはこちら↓