参議院選挙は3日目に入りました。選挙権年齢が18歳に引き下げられたことで、今回から有権者として投票権を手にする方も多いと思います。

そこで選挙期間中は「そもそも、どういうこと?」というシンプルな記事を織り交ぜてお届けしたいと考えています。

というわけで、早速、今日のテーマはこちら。

『そもそも、参議院って何?』

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日本の国会は、衆議院参議院で成り立っています。

まずは参議院の仕組みと、衆議院との違いです。

1.【参議院の目的】 政府へのチェック機能。

衆議院は政権を担い、民意を集約すると言われているのに対し、参議院は多様な民意を反映して、政府を監視する役割があります。ただし・・・は後ほど。

2.【参議院の任期】 6年間。

衆議院は4年。ただし解散がある影響で実際にはそれよりも短いのが実状。参議院には解散はありません3年ごとに、参議院議員の半数が入れ替わる選挙が行われます。

3.【参議院議員の数】 242人。

衆議院議員は475人なので約半分です。そして先に書いた通り、1回の参議院選挙では半分が入れ替わるので、今回の選挙で当選するのは121人です。

4.【参議院選挙に立候補できる年齢】 30歳。

衆議院議員は25歳から立候補できます。なぜ30歳か?については1.目的でも書いたように「衆議院の監視役」という理由だと考えています。

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以上、現状の参議院の仕組みをざっと並べてみました。(役割など、他にもここで書いていないことがまだありますので調べてみてくださいね)

ただし、私はこの仕組みに疑問を感じています。衆議院議員と参議院議員は、本当にそれぞれの役割を認識して仕事をしているのでしょうか。どちらの議員も、
似たような選挙制度で選ばれています。参議院に立候補して落選したら次は衆議院、またその逆のケースも多く見られます。国会議員になれるなら衆議院でも参議院でもどちらでも良いという候補者がたくさんいるように感じます。

そんな状況ではもはや【参議院の目的】の達成すら怪しい。であれば、現状の参議院なんて要らないのでは、というのが私の見解です。47都道府県の知事が兼任して47議席の参議院にするのも一案だし、いっそのこと衆議院と合併して一院制にしてもいい。現状の仕組みは今回のブログで説明したとおり。法律で定められています。しかし、現状は変えることができます。

何となくずっと続いてきた仕組みを変えるのも政治家の仕事。そのためには選挙で行動ができる政治家を選ぶ必要があります。3年に一度の参議院選挙、皆さんの選挙権を活かしてくださいね!

参議院選挙はこうやって投票しよう!


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