今年6月にカタールの首都ドーハにて開催される第38回世界遺産委員会を前に、吉報が飛び込んできました。
富岡製糸場、世界遺産へ 世界が認めた近代化の象徴「高級品だった絹を身近に」
「登録が適当」と勧告を受けたことで、どんでん返しでもない限り、6月の世界遺産委員会で登録が決定します。
富岡製糸場には私も1月に訪れてきました。
昭和62年まで創業していた工場は保存状態もよく、手入れをすればまだ稼動するほどだとか。
カバーを被っている機械。当時の風景が目に浮かぶようです。
日本の近代化の先駆けとなった富岡製糸場。
こちらは工員の宿舎。当時の方たちはどのような思いでここで働いていたのでしょうね。
さて、この施設自体も大変興味深かったのですが、同じく世界遺産登録を目指す大阪の「百舌鳥・古市古墳群」の地元議員として特に気になったのは、周辺整備。
富岡製糸場の周辺は世界遺産登録が間近に迫っているにしては、商店街や周りの光景もそれほど盛り上がっているようには感じませんでした。これは堺でも同様です。本当に登録を目指し、人が押し寄せた時の対策ができているのか?と不安になるほど。その意味でも、登録がほぼ確実になった富岡製糸場の周辺環境がこれからどのように変化するのか、大いに注目したいと思います。
過去の「百舌鳥・古市古墳群」関係の記事はこちら↓
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■ 百舌鳥・古市古墳群ウェブサイト完成! (2013/4/2)