普段使っているノートがそろそろ書くところが無くなりそうで、ショッピングセンターへ買い物。


消費税が上がる前の最後の週末ということで大いに賑わっていました。ただ、思っていたほどではありませんでした。道も駐車場もそこそこ混んでいましたが大渋滞ではないですし、レジの行列も店側がそれを見越して増員していたためスムーズに買い物できました。さすがですね。


さて、先日の駆け込み需要についての記事 では少々否定的に書きましたが、今日は違う角度から考えてみます。


消費者の視点で言えば、買い物は衝動買いではなく賢くすべきです。3%の増税でいらないものまで買ってしまっては無駄使い。また、働く人もこの時期は大変です。残業がつかない立場の人は、給料は増えないのに労働時間は増えますよね。コンピューター業界の皆さんも、販売システムの変更や4月以降の検証などで労働時間が増えそうです。


一方で、経営側から見ると必ずしも否定的ではないはず。


「消費税が上がる前に」と本来は要なものまで買ってくれる消費者がいるおかげで、通常の売り上げ金額より大幅に増えていることでしょう。「増税」は消費を煽る絶好の看板です。消費者が賢くない選択をすることは、売る側にとっては喜ばしいのです。また、働く人は固定給でも、店の売り上げは増えます。コンピューター業界では、顧客のシステムが増税に対応していなければ変更は不可避ですので、その分受注が増えます。働く人に還元されれば尚更いいのですが、そうでなくても経営側は利益が上がります。


消費税が上がることで、私たちはマイナスの感情を持ちがちです。誰だってできれば払う税金は少ないほうが良い。でもその裏で、喜ぶ人もいます。消費税が商品の値上げを我慢していた店にとってはチャンスです。3%以上の価格転嫁をしている販売店もたくさんあります。消費者の不満を、政府のせいにできるのです。


これが来年9月後半にもあります。


そう、消費税UPは今回だけではありません。来年10月からはさらに2%上がって10%になる見込みです。きっと同じようなことが繰り返されるでしょうから、駆け込み需要で利益が出る側にとっては良い機会です。


増税を機に、お金が回る。「消費税増税」は税収を上げる苦肉の策ではありますが、見方を変えれば政府による一時的な景気刺激策とも言えます。企業が儲かれば、税収が増える。いったん緩んだ財布の紐が、4月以降も続くと良いのですが。


このノートを買いに、混みあうSCへ。ちょっとしたものを買いたい人には悩ましい時期ですね(^_^;

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