本日、堺市内の市立小学校にて卒業式が行われ、高校・中学校・支援学校等など私が出席する式もひと区切り。
これまで中学校の式は大阪府議会が開会中ということもありなかなかタイミングが合わなかったのですが、今回参加させていただき、子供たちの成長の過程を小・中・高と感じることが出来ました。
小学校だと子供たちはまだ実感がないのか周りの友達と話したりキョロキョロしたりと少し集中力が無い様子。多くの子供は地域の中学校でも友達の一緒になるので寂しさは感じないのでしょうか。感動して泣いているのは保護者が多いですね。
中学校はグッと大人になります。卒業の意味を考えられる年頃なのかもしれません。満面に感情を表し涙を流す生徒が一番多いのが中学校の卒業式だと思いました。
高校は子供たちの目に、自分の未来を見据える輝きがあります。友達や先生との別れを惜しみながら、感謝の気持ちも忘れない。これから色々なことが待ち受けているであろう人生への不安と期待を感じます。
大阪府議会の教育常任委員会で議論をしていますが、その場には主役である子供はいません。目の前のペーパーの中で「小学校教育、高校生の学力向上」など書かれているだけです。実際の学校現場への訪問は義務ではありません。卒業式や入学式、体育祭やその他の視察は各議員の判断によるもの。私は実際に子供たちの姿を見ることで、議会で行っている議論が子供たちにとって、将来の大阪にとって正しいかどうかの判断材料にしています。
さて、卒業式シーズンが終われば今度は入学式。
泣きじゃくってた生徒が、どんな顔をして入学式を迎えるのか楽しみにしたいと思います。
しかし私が子供のころ定番だった「蛍の光」「仰げば尊し」は今年は一度も耳にすることがありませんでした。「旅立ちの日に」もいいのですが、やっぱり卒業式といえば・・・これらの歌を聞きたいと思うのは私だけでしょうか。
