日本で暮らしているとあまり実感が湧かないかもしれませんが、海外には「国内で」紛争を抱えている国が多くあります。


連日ニュースで大きく報道されているウクライナ。


ソ連崩壊とともに独立したウクライナは、地理的にも政治的にも「ヨーロッパ」と「ロシア」に囲まれています。時の政権がどちらを味方にするかで、国内で議論が巻き起こり、今回は大きな暴動にまで発展しました。尚、ヤヌコビッチ大統領はロシアとの関係を重視、EUとの協定を見送る方針を決めたことから今回の騒動になったと言われています。


そして中国ではウイグル自治区、チベット自治区も深刻な問題です。


先日昆明で起きたテロ。


中国:昆明29人無差別殺害…当局「独立派テロ」断定


中国ではこの事件を新疆ウイグル自治区の独立勢力による「組織的テロ」と断定。中国には政府が認定している民族が56あるそうで、チベット民族やウイグル民族もその一つ。ウイグル族はトルコ系民族であり、私たちが知っている中国人とは文化も歴史も異なります。発展する中国と、自治区の民族問題は根深い課題です。


その他海外にはイスラエルやパレスチナ、アフリカ諸国など激しい紛争が続いている地域も多くあります。


今の日本ではこれらのような紛争はありません。しかし海外で現在進行中の課題に目を向け、解決の一助となることができるよう意識を持っておきたいものです。