今日はアメリカ領事館で開催された講演会に参加。


テーマは「いじめをなくそう!」。


大津や大阪市の桜宮高校での事件が深刻な問題になっていますが、アメリカでも同様のいじめに関する問題があるとのこと。



冒頭、いじめ対策のエキスパートとして20年以上携わってきた講師のヘイバー博士は対策を行ってもゼロには出来ないと言います。しかし、対策を行えば予防として大きな効果があるとも。


密度の濃い2時間でしたので全てを紹介することはできませんが、特に印象に残った点を箇条書きで紹介します。


・現代では身体的ないじめよりも言葉によるものが問題。


・大人が話しを聞く、またその環境を作ることが必要。


・大人が人の悪口を言ったり噂話をしていないか?子供は大人の背中を見ている。


・いじめを予防するには、傍観者にアクションを起こさせることが重要。


・直接止めるというハイリスクではなくても、はげましたり時間を共に過ごす等ローリスクの方法もある。


・いじめられている側には、受け流すことのできる「対応スキル」を身に付けてもらう。


・復讐する、何もしないは悪い対応の例。


・国のトップが問題を受け止め、防止に向けて広く発信することが必要。


などなど、行政、教育現場、家庭での対応などそれぞれの立場で何が求められるかを考える良い機会となりました。


悲劇的な事件を再度起こさないためにも、大人たちが意識して協力し、改善・防止に取り組んでいきたいと思います。