今日から7月ですね!
とはいえ、もう5月くらいからずっと暑かったのでとっくに夏の気分ですが^^; というわけで、先日の気になった話題。
1000人→300人再提案へ 職員「上海研修」問題 鹿児島知事が修正
これは悩ましい内容ですね。
まず、1000人という規模が妥当かどうかは別として、県庁の職員が海外研修を行うことは必要だと考えています。昨今では「グローバル人材の育成」という言葉がブームになっていて、子供たちに将来海外でも活躍できる可能性を与えようとする動きがあります。その計画を考える大人たちが「グローバル」な思考を持っていないのでは適切な施策が実行できないと思うからです。特に県庁の職員でグローバル意識を持っている人がどれくらいいるのかは気になるところです。
一方でこの記事を見ると、上海研修に行く理由が「鹿児島空港と上海を結ぶ空の便の存続のため」とあります。
さすがにこれが主目的で職員の海外研修を実施するのは非難が出るでしょう。
そもそも、定期路線が存続の危機にあるということは、それだけの需要しかなかったということ。税金を投入して無理やり存続させるのは鹿児島県民にとって良いことなのかは疑問です。
知事は1000人を300人にして再提案するということですが、まずはそもそも、その海外研修が本当に必要なものなのかを考えるべきだと思います。必要であれば、何人を海外で研修を受けさせたいのか。その前提があれば、候補地として上海は十分に考えられますし、鹿児島空港からの定期便を使うことになるでしょう。
しかし定期便を守るために海外研修をしたのでは、実のある研修になるとは思えません。税金の無駄使いになります。鹿児島県議会では7月上旬まで会期を延長して議論をするとのことで、成り行きに注目したいと思います。
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