今朝は「堺市クリーンセンター臨海工場」の竣工式典。
新聞、テレビなどで話題の「堺市への復興予算86億円」が充てられている施設です。
ゴミ処理で発生する熱で発電を行って施設電力に活用するという優れた性能を持つ処理場です。
この施設自体に反対ではありません。しかし複雑な心情にさせるのが「復興予算」が充てられているということ。
私が問題と考える点は2つ。
1.国の復興予算として、実際には復興に使われない目的に多額のお金を渡してしまっていいのか。(環境省)
2.もらえるからと言って、復興のためではない施設に国民の税金を「ありがたく」使ってしまっていいのか。
堺市にとっても勿体無いと思うんですよね。
これまで堺市は被災地の復興支援に尽力してきました。職員の派遣はもちろん、大阪府下で避難者を最も受け入れているのは堺市だったと記憶しています。
それが今回の騒ぎで、「堺市は復興の手助けをしていなのに巨額のお金を受け取った」という空気になっています。
「財源を確保するのは首長としての責務」ですが、どんな目的のお金でも集めるべきとは市民は思っていないのでは無いでしょうか。道徳心を持たずしてお金集めに精を出してもそれは評価されません。
少なくとも今回のクリーンセンターの費用は復興予算を使うべきではないと考えます。せっかくの施設が、施設で働く方々までもが、偏見のまなざしで見られます。今からでも方針は撤回することができます。難しい判断ですがよく考えていただきたいですね。
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