今日9月29日で「日中国交正常化」から40年。反日デモ、中国側による相次ぐ記念式典のキャンセル、国会での「盗人」発言と、おそらくこれまでで最悪の関係で記念すべき周年を迎えているのではないでしょうか。


この時期に合わせて「南京大虐殺記念館」を取り上げたのは、日本人も外国でどのように歴史が扱われているかを知っていただきたいと考えたからです。そういう意味でも、できるだけ客観的にお伝えしようと思います。


では前回に引き続き 、第2回目です。


地下鉄駅を出てしばらく歩くと見える、巨大なモニュメント。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ

南京大虐殺記念館です。このモニュメントは虐殺された人を表しているのでしょうか。



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ここから入り口までの数十メートルに渡って、像が並んでいます。全部で10種類くらいあったかと思います。台座に中国語と英語の文章が書かれていましたので、和訳して紹介します。


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「悪魔が爆弾を落とした。可哀想な孤児。

戦って犠牲者になった者に、残忍な悪魔は笑う。

小道に積み重なった死体に怯え、茫然自失とする・・・」


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「可哀想な妻よ・・・悪魔がお前をレイプした、そして殺した。次は私の番だ!」


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「走りなさい!悪魔が来る・・・」


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「愛する80歳のお母さん、早く、血塗られた追っ手から逃げないと」


とまあ、こんな感じで続くわけですが、実際に「虐殺の現場を見た」という証言も記述も無かったはずなので、凄くリアルな表現で述べられていますが、これらの像は「想像の世界」と思われます。


よくもまぁ、という感じですね。でもまだ序の口です。


そして入り口に到着。


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立派な施設ですが、入場料は無料。愛国教育の一環として重視している様子が伺えます。日本の戦争関連施設とは異なり、かなり若い人で賑わっていました。(しかもまるでピクニックに行くように楽しそうに列に並んでいます)


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やってきました、南京大虐殺記念館。日本人はほとんど見かけないので何だかそわそわします。(いても大声で日本語でしゃべれる雰囲気では無いので分からないかも)


入り口を抜けると、至る所で目に付くのがこの表示。


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犠牲者30万人。(1937年12月13日~1938年1月)


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ここにも。


本当に疑問なのですが、当時の南京市の人口は20万人でした。なぜ人口を超える人を殺すことができるでしょうか。しかも1ヶ月半という短期間で。さらに、翌月の人口統計では25万人という記録が残っている。20万人の人口の街で30万人が短期間で殺され、翌月に25万人になっている?普通に考えても、あり得ません。


などと言うと、「数字は問題ではない!」と反論されがちなのですが、ならばこんなあり得ない数字は挙げるべきではないですね。ちなみに当時は戦争中なので不幸にも軍人が亡くなられたことはあったかもしれませんが、実際に虐殺を目撃した人はおらず、供述も「現地を訪れたことの無い」外国人のものしか残っていないとのこと。日本人が中国で虐殺されたという記録ならあるのですが(通州事件 )。※上記記述は私の調べた限りですので、もし間違いがあれば指摘してください。


というわけで、いよいよ記念館の中に入ります。


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次回に続きます。


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過去の関連記事 

南京大虐殺記念館(1) (2012/9/28)

中国の反日デモ (2012/9/17)