昨日の橋下代表の発言が話題になっているようです。


「借金してでも出馬しろ!」 日本維新の会の新人候補に選挙資金支援はナシ…橋下代表が明言


借金してでも・・・というのは要は「自分で金を用意しろ」ということだと思いますが、これはごく当然だと考えます。


政治家を目指すというのは、「地域を良くしたい、日本を良くしたい」という強い気持ちがあるからだと思います。(無いと困りますね・・・)


そして、現状では選挙を戦うのにはお金がかかります。小選挙区になったことで額そのものは減ったとは思いますが、それでも通常は衆議院選挙で数千万円は掛かるでしょうか。今回は維新から出る候補者は全体の知名度があるのである程度少なくて済むかもしれませんね。


昨今ではネット選挙の解禁の声も出ていて、これが実現されればもう少し抑えれるはずですが、政局に巻き込まれて結局実現していません。というわけで、今は現状の制度で戦うしかないわけです。


人のために良くしたいと思って政治家を目指すのに、どうしてそんなに多額のお金が必要なんだ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。でもそういうものなんです。


このままじゃダメだと気付いて、家族や友達など大切な人や日本を守りたいと本気で考えるなら、時間も金も捧げる覚悟が必要です。それは誰かから与えられるものではありません。その思いを形にするのもまた政治家の大切な仕事です。


もし、本気で日本を変えたいという思いがあって、その一方で「金持ちしか選挙に出られない」と思っているとしたらそれは間違いです。まず選挙に実際どれくらいのお金が必要なのかを計算して(選挙スタイルによって費用は様々)、そのお金を集める努力をしなくてはいけません。


それは借金かもしれないし、私だったら選挙区の影響力のある方を片っ端から回って寄付(個人献金)を募ります。厳しい言い方かもしれませんが、自分の思いをぶつけてそれでもお金が集まらないなら、それは思いが足りないか何か欠点があるのかもしれません。


政治家になると、多くの方を巻き込んで活動を行っていく必要があります。選挙のためにかかる費用を集めるということは、その「巻き込む力」を試されているのだと私は考えます。ですから、政党がお金を出してくれないと泣き言をいう前にまずは自分でなんとかしようと考えていただきたいですね。維新の会が掲げる綱領 『維新八策』 の中心となる理念は「自立」です。それができない候補者に理念を達成できるとは到底思えないのです。