昨日、同僚議員と共にドーンセンター(大阪府男女共同参画・青少年センター)を視察してきました。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ


1994年に大阪府が主体となって設立された同センターは、当初は女性総合センターという位置付けでした。


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外観も内装もバブリーな雰囲気です。


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今は使われていませんが、地下にはプールも。


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ライブラリー。女性関連の蔵書はかなりのストックを誇ります。学校教育関係者や自治体職員向けのコーナーもあります。


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収益源としては会議室やホールを貸し出したり、講座を開いたりして賄っており、4団体から構成される「ドーンセンター運営共同体」が大阪府の補助金なしで経営しています。


2008年に橋下知事が就任して、この施設の見直しが図られましたが、利用者などからの強い要望もあり、多機能化と自立化を条件として存続されることになりました。


女性関連の施設としては大阪市にも「クレオ大阪」が存在し、昨年秋のW選挙の結果を受けて発足した府市統合本部では両施設の役割分担や集約化について議論されてきました。


そして今年6月に一定の方向性が決まり、ドーンセンターは市町村の補完的機能を行う「広域自治」としての役割、クレオ大阪は5か所ある施設を1か所に集約した上で「基礎自治」を行うことになりました。


この施設は2年連続黒字ということですが、運営側としては指定管理者制度の仕組みや大阪府の条例に縛られることが多く、新たなチャレンジをしにくいことが問題とのこと。例えば、利用料金も細かく定められていて、利用が少ない夜間の料金を下げる、というようなことも簡単にはできないのだとか。


外部委託しているとはいえ、大阪府が抱える施設なので存在する限りはより有効に活用してほしいところ。広域と基礎との役割分担、そしてメイン利用者である女性にとって本当に意味のあるものになるよう、注視していきたいと思います。