久々に堺市立文化館 アルフォンス・ミュシャ館  に行ってきました。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ


アルフォンス・ミュシャ(以下ミュシャ)は、チェコ生まれで19世紀後半から20世紀前半にかけてフランスで活躍したデザイナー・ポスター画家です。(ここには画像は貼り付けられませんが、「ミュシャ」で検索 をすると作品が出てきますのでぜひご覧ください)


堺市は462点のミュシャ作品を保有しており、これは「カメラのドイ」創業者の土居君雄氏が集めたコレクションを、氏の死後に遺族によって新婚時代過ごした堺市に寄贈していただいたもの。


私がミュシャの絵を初めてじっくりと見たのはまだ2年ほど前の事なのであまり偉そうには言えませんが、ミュシャの絵は素晴らしいと思います。今見ても古臭さを感じない画風に、デザイン性、人物の表現の仕方など、思わず見とれてしまいます。特にミュシャの描く女性と目を合わせると吸い込まれそうになるくらいです。


先日お会いしたデザイナーはその画風がミュシャに似ていたので尋ねたところ、やはり影響を受けているということでした。昔は与謝野晶子の「みだれ髪」の表紙や雑誌「明星」も明らかに影響されたタッチの絵が使われていました。昨今を問わず多くの芸術家に影響を与える作品と言うのは凄いですね。そんなミュシャの常設の展示会場が堺にあり、しかもミュシャの祖国チェコにも無いようなコレクションを保有していることを誇りに思います。



ただひとつ注文を付けるとすれば、展示されている作品が少ないということ。462点の保有作品のうち展示は40点ほど。時期によって入れ替えているそうですがもう少し一度に展示する作品を増やしてほしいですね。私が見たかった作品も今回は展示されていませんでした。貴重なコレクションだからこそ、見せ方の工夫も頑張っていただきたいものです。


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そんな多くの方に見ていただきたい貴重なミュシャコレクションですが、なんと現在無料公開中です。期間は8月31日まで、ぜひこの機会に訪れてみてください!