第二次世界大戦にまつわる記念日には様々なものがあります。


一般的な日本の終戦記念日としては昭和天皇が日本の降伏を宣言した8月15日。


沖縄では沖縄の組織戦が集結した6月23日が終戦記念日であり、「慰霊の日」として定められています。


そして堺の旧市街地では1945年7月9日に大空襲により壊滅的な被害を受けました。今日は67回目の記念日ということで各地域で慰霊祭が行われる予定です。


私の地元では午後から「第67回 戦災無縁地蔵尊 慰霊祭」が行われました。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ


この地区では地元の無縁仏(親族などによって葬られることのない死者)を供養するために、「個人で」敷地を提供し、設備を整え、地域の方々の有志で毎月9日にお坊さんを呼んで月命日を行い、日々も水やり、花の差し替え、掃除を行っておられます。自分たちの先祖が眠っているわけでもない、ただこの地域に昔住んでいた方々の冥福のために活動を行っています。


私も毎月お伺いしているのですが、この無縁仏を守っている方々も高齢化してきて将来に渡っての保存が難しいということを聞いています。


今日の慰霊祭に堺市の担当課長も来られていたので、堺市として何かサポートができないものが聞いてみたところ、「なかなかここまで手が回らないのが現状」との回答。


堺市として、先の戦争で亡くなった堺市民の冥福を祈る供養、そして歴史を伝えていくことは大切だと思います。その意味で、現在各地で行われている供養の行事を堺市として今後どのように考えていくべきか、もう一度見つめなおす必要があるのではないでしょうか。


歴史を受け継ぎ、堺の未来を創る。それはこれからの堺の発展のために車の両輪となるものだと思います。