昨日からいよいよ、というか満を持して「大阪にふさわしい大都市制度推進協議会」が始まりました。

思い返せば昨年4月の統一地方選挙のマニフェストとして大阪維新の会が掲げたこの協議会の設置も、大阪市議会と堺市議会では条例案は却下され、大阪府議会でのみ「検討協議会」として設置されました。それでも参加会派は大阪維新の会と共産党だけに留まり、決して各政党の間で侃々諤々の議論が尽くされたとは言い難い状況でした。

その後、昨年11月の大阪府知事・市長のW選挙を経て先の5月議会で大阪府と大阪市では条例案が通り、各議会の会派構成の割合によって各党から参加した協議会が設置されました。(堺市議会では否決のため不参加)

地域政党「大阪維新の会」が結成された当初から選挙等を通じて関わってきた私としても、今日の立ち上げは感慨深い気持ちで一杯です。

しかし、これがスタートライン。議論はここからです。

その協議会で今後行われる主な論点は以下の通り。

1.大都市制度に関する基本的な方針に関すること
広域自治と基礎自治、一層制 or 二層制or現状のまま改革を推進

2.広域自治体のあり方に関すること
求められる役割、広域機能を一元化すべきかどうか、権限・税財源・組織人員体制はどうあるべきか

3.基礎自治体のあり方に関すること
求められる役割、政令市である大阪市のあり方、住民自治をはじめ基礎自治体としての機能強化の方法
規模・エリア、権限・税財源・組織人員体制、新たな区間の財源調整、大阪市以外の府内市町村のあり方

4.議会のあり方に関すること
選挙区、議員数、選出方法、身分

5.新たな大都市制度についての手続に関すること
法制度、住民投票、基本計画の策定に住民意見をどのように反映していくのか

上記はあくまでも案ということですが、これらの内容を1年間かけて10回を目途に協議されます。ただし10回で足りない場合は20回、それ以上になる可能性もあり得ると明言されましたので、活発な議論が行われることを期待します。

府民の皆さん、大阪の未来が懸った協議会に要注目です!!