今日視察で訪れた高槻市の「今城塚古墳」は、数ある古墳の中でも一風変わった所でした。


何が変わっているかというと、継体天皇(第26代)陵」という学術的な定説であるのに関わらず、普通に敷地内に入ることができるんです!


通常、天皇陵と認められれば宮内庁が厳重に管理をして、内部に立ち入ることはできません。世界遺産暫定リストに記載されている仁徳天皇陵も、鳥居の前から森のように見える景色を眺めるだけ。


しかしこの今城塚古墳に関しては、宮内庁は継体天皇陵を別の場所(太田茶臼山古墳)であると定めているために、宮内庁の縛りがかかっていないのです。天皇陵である可能性が高いのに仁徳天皇陵みたいにガチガチに規制されることは無く、内部で学術調査が行われ、敷地は整備され、橋だって掛かっています。仁徳陵の地元の私から見ると、これってすごく不思議です。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ

こんな感じです。


隣には昨年できたばかりの歴史館。


「子供たちが興味を持つように」と、様々な工夫が凝らしてあります。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ

精巧な模型が多く設置されていたり、


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ

なるべくガラスケースを無くしてあるため、古代の出土品が手の届く範囲に。(一応センサーで「触ったらあかんで!」と大阪弁で注意されます笑)

しかしやはり何と言っても最大の目玉は、古墳に触れられること。

大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ

子供はまだここがどこなのか分かっていないと思いますが、小さな頃からこうやって地域の歴史遺産を身近に感じることができる機会というのはすごく良いと思います。


世界遺産登録を目指している百舌鳥・古市古墳群は、地域の皆さんに身近に感じてもらえるように、また観光客が日本の歴史・伝統とそのスケールを体感できるように、大阪のみならず日本が誇る歴史遺産をどのように演出していくのか、気になります。