おはようございますキラキラ


今年も残すところ今週と来週だけになりましたね・・・

皆さん、2010年を終える(心の)準備はできていますか??


私は・・・


とりあえず大掃除だけでもしておきたい汗


というわけで、今日の『実は!』NEWSはこちら。


砲撃事件受け初の協議=朝鮮半島情勢で緊急会合―安保理

北朝鮮が韓国に対して砲撃をした問題で、今日未明に国連安全保障理事会が緊急会合を開催したというニュース。


まず、国連についてご説明を。


国連(=国際連合)は「国際平和の維持、経済・社会などに関する国際協力の実現」を主たる活動目的として1945年に設立されました。2010年11月現在の加盟国は192カ国です。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

ニューヨークにある国連本部


その中でも世界の平和と安全の維持に対して重大な責任を持ち、国連の中で事実上の最高意思決定機関とされているのが、ニュースタイトルにある安保理(=安全保障理事会)。


安全保障理事会は アメリカ・イギリス・中国・フランス・ロシア の5つの常任理事国と、2年の任期で選ばれる10の非常任理事国で構成されています。


常任理事国は第二次世界大戦の「戦勝国」であり、日本は参加を認められていませんが、現在、国連に対してアメリカに次いで費用を負担(国連全体の予算の12%)しており、「金だけ出して口出しできない」状況になっています。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

国連の総会議場


さて、ニュースに戻ります。


今回緊急で会合を開いたのは、「緊張緩和を促す声明の発表を目指す方針」とあります。国連は「世界の平和と安全の維持に対して重大な責任を持つ」ので、朝鮮半島の今回の事件に対しても何らかの意思表示が必要ということでしょうか。


国連は、世界一大きな国際組織として重要な役割を果たしているのは確かだと思います。しかしその一方、いくつか問題も抱えていると私は考えています。


まず、組織。


先に述べたとおり、65年前の戦勝国が中心となって設立され、それ以来5つの常任理事国は追加も削除もありません。核廃絶を目指している組織の常任理事国は全て核保有国です。


そして、国連では特にアメリカが大きな発言力を持っています。「世界の警察」を自負するアメリカが、他国の揉め事に対して、国連組織を導くことも度々。逆にいえば、常任理事国であってもアメリカ以外の国は自分の利害以外にはそこまで興味がないのかもしれません。国際「連合」としては、もう少しバランスの良い組織であるべきではないでしょうか。ちなみにアメリカは国連予算への分担金を滞納しています。


最後に、日本と国連の今後の付き合い方も考えなくてはいけません。


国連予算の12%を負担している日本が、未だ「敵国」として扱われ、発言力を持たない現状は私はおかしいと思います。唯一の被爆国である日本が、世界の為に提案し、貢献できることは金銭以外にもあるのではないでしょうか。


国連についてはこんな1コラムで書ききれるものではありませんのでまた追々紹介します。存在する限りは形骸化せず機能的な組織であって欲しいと願っています。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

昨年参加した国連ツアーの様子。世界中から様々な国の人が訪れていました。


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 堺情報へ