おはようございます!
5時に起きてネタを探すのが慣れてきた今日この頃です
さて、早速ですが本日の 『実は!』NEWS はこちら。
名古屋の河村たかし市長が中心となって集めた「市議会解散請求(リコール)署名」の結果を巡って揉めています。
そもそも、リコールとは、住民からの訴えで首長(知事・市町村長)や議員の解職、議会の解散を請求できる「地方自治法」に定められた制度。
流れとしてはこんな仕組みです。
①有権者の1/3以上の署名を集める
※有権者が40万人を超える場合、超える数に6分の1を乗じて得た数と
40万に3分の1を乗じて得た数とを合算
↓
②住民投票で有効投票総数の過半数が賛成
というわけで、名古屋の場合は有権者が約180万人ですので
(180万-40万)×1/6+(40万×1/3)=36.6..万 人分の署名が必要。
実はこの署名、人口20万人以上の自治体で必要数が集まった例がなく、最初からかなり高いハードルとなっていました。。
しかし8月27日から9月27日までの1ヶ月間、名古屋市内で署名集めが行われた結果、実に 46万5582人 分という有権者数の26%にも相当する署名が集まりました。
ではこれで次は住民投票かと言えばそう簡単に物事は進みません。
名古屋市の選挙管理委員会が署名を審査、11万1811人もの署名が無効として扱われました。その結果、有効署名数は35万3791人 となり要件を満たさないということに。
さて、これで納得がいかないのは河村市長。
署名提出後に審査基準が従来より厳しくなったという、まるで「後出しジャンケン」のようだと非難。市長の支援団体が昨日、2万9千人分の異議申し立てを行った、というのが今朝のニュースでした。
うーん。
リコールが民主主義の制度として日本で認められているのならば、最初から誤解の無いように要件をきちんと定義しておく必要がありそうですね。後、20万人以上の都市で実際に集まった例が無いことからも、大都市で行う場合のハードルの高さは再考の余地があると思います。
尚、この結果が確定するのは2週間後の17日頃ということです。