おはようございます
今日から新企画をスタートします!
その名も・・・
永藤英機の 『実は!』NEWS
昨日とある会合で、隣の方と話していてふと考え付いた企画。
その日の朝刊やネットニュースのホットな話題の中からピックアップしてお伝えしたいと思い、さっそく今日から始めてみることにしました
というわけで、今朝のニュース!
むむ・・・なにやら穏やかでない雰囲気ですね。
では、まずはアイルランドの場所から。
アイルランドはイギリスの西側にあり、首都をダブリンに置く人口約450万人の島国。
EU加盟国であり、通貨はユーロ。また、GDP(国内総生産)は約20兆円でドバイのあるアラブ首長国連邦やポルトガル、香港と同じくらいの経済規模を持ちます。(日本は約500兆円)。ちなみに大阪のGDPは38兆円です。
そのアイルランドが、自国のGDPの8倍もの対外負債を抱えて破綻寸前という事態に陥っています。
日本で言うと4000兆円もの借金がある計算。現在国と地方を合わせても1000兆ほどなのでアイルランドに比べるとまだまだ・・・いや、十分危険ですが
そんな事情から先日、アイルランドが加盟するEUが最大で900億ユーロ(10兆円!)もの緊急融資を行うことを決め、それに伴ってアイルランド政府は自国の財政再建策を発表したというのが今日のニュースです。
そこで今日の 『実は!』 ポイント。
昨年のギリシャといい、なぜEUが躍起になって支援しなければいけないのか。実は、EUにはギリシャやアイルランドの他にも、スペインやポルトガルなど財政が緊迫している国が多数存在します。
今やEUとしての経済規模は、アメリカを上回り、世界全体の1/3近くを占めています。破綻する国が出ることによって、第二第三の国が連鎖破綻することも十分想定でき、そうなればEUとしての信頼はガタ落ちです。EUに加盟する他の国々のためにも、なんとしても食い止めなければいけない。
EUは、まさに今、正念場と言えると思います。
へー、EUって大変なんだ~
と、他人事のように考えていてはいけません。
日本もかなりヤバい状況です。しかも日本にはEUみたいに本気で守ってくれる組織はありません。GDPが中国に抜かれた今、長引く景気の低迷、フラフラした国内政治が続けばいずれは本当に中国の支配下に置かれてしまうかもしれません。
まだ間に合います。しかし、もうタイムリミットは迫っています。